呪われた町/スティーヴン・キング 1975年 評価:3


 1970年代のアメリカ・メイン州のセイラムズ・ロットと呼ばれる田舎町。そこに謎の骨董品店が開業してから、徐々に住民の死亡事故や行方不明事件が増えていく。果たしてその理由は。

 「吸血鬼ドラキュラ」のストーリーの舞台を現代に設定した内容。キング作品にしては多くの人物が登場し、しかもあまり深く描かれないので、この人は何だっけ?と時折感じてしまうし、十字架や聖水の威力で吸血鬼をやっつけるというキリスト教的視点が根本にあることやストーリーが現代的でないので、特に日本人としてはいまいち物語の世界に入り込めない要因となるため、まぁ普通レベルの評価。