オーランドー/ヴァージニア・ウルフ 1928年 評価:1
16世紀のエリザベス1世の時代に、その美貌から女王に寵愛されたオーランドーは、その後女性に生まれ変わり、数々の経験を経て今も若い姿を保ちつつ生き続ける。というストーリーから想像されるのはファンタジーなのだが、あくまで本作は伝記という形を取り続け、ファンタジーとしてのストーリーの展開は皆無。その時代時代の世俗や文化を風刺的に描写している。
正直、全く入り込めない設定で、英国文化にも疎い私は興味も持てないし、この作家とこの作品の歴史的重要性からとりあえず最後までは読もうと、完遂したまでで、何だこりゃ??というのが正直な感想。