一房の葡萄/有島武郎 1922年 評価:3 有島武郎が唯一残した単行本である5編からなる童話集。人生の辛苦も生生しく描いていて、とても童話とは思えないのだが、逆に大人が読んでも何の違和感も感じない。 表現は難しすぎることはなく、人や景色の描写は生き生きとしていて結構好きな文章であり、他の作品も読んでみたいと思う。