犯人のいない殺人の夜/東野圭吾 1990年 評価:2


 7編からなるミステリー短編集。
 
 やはり、私はどうも短編、特にミステリーが苦手である。短いなかで殺人から犯人の判明までを描くので、どうしてもプロットに無理が生じ、それがほとんど読んでいるときと同時にわかってしまうので興冷めしてしまう。当然、人物の描き方も希薄なので深みがなく、さらっと時間つぶしに読むのならいいのかもしれないが、私は読書は時間つぶしのためにしているわけではないから、今後は手に取らないようにしようと思う。