おせん/池波正太郎 1978年 評価:2


 江戸時代に生きる女性を主人公とした13篇の短編集。様々な女性の性をちょっとした良い話にしてまとめてものが多数だが、同じような内容のものが多いし、別に読む必要はなかったというのが正直な感想。

 池波正太郎の作品は近いうちに読もうと思っていたが、短編集を選んでしまったのが失敗。短編では構成力に重点が置かれ、登場人物の掘り下げが中途半端になるため、どうやら今の私は必要としないということらしい。