「トーキング・ブック/スティーヴィー・ワンダー」 72年 評価 3
本作以降の3作が名盤3部作と呼ばれ、70年代、スティーヴィー・ワンダー全盛時代の始まりを告げる作品となる。
本作ではまだブラック/ソウルの色が強い。「サンシャイン」や「ユー・アンド・アイ」という名曲はあるものの、シングルヒットした「迷信」はソウルすぎて私はあまりいい曲と感じないところもあるし、この後「キー・オブ・ライフ」でも感じられる同じフレーズの繰り返しは、本作ではまだ十分洗練されていない印象で、全般的には平板な仕上がりと感じざるを得ない。