「ホイールズ・アー・ターニン/REOスピードワゴン」 84年 評価4
1980年の名作「禁じられた夜」のあと、82年の「グッド・トラブル」を経て発売されたヒットアルバム。前作は、大ヒットのあおりで、受身の姿勢で作成したのか、まったりとした、特徴のないアルバムになってしまったが、本作は、当時流行のメロディアス路線に乗り、起死回生の大ヒットを記録した作品。
なんといってもこのアルバムの白眉は「涙のフィーリング」。当時高校生だった私は、そのあま〜い歌詞とキャッチーなメロディが大好きで、今でもそらで歌えるほどだ。間違いなく青春時代を代表する思い出のナンバー。
この思い出深い「涙のフィーリング」以外にもなかなか佳曲も多く、まぁ、確かに「禁じられた夜」ほどの緊迫した質の高さはないものの、聴きやすい良作である。