「心の扉/フィル・コリンズ」 82年 評価3.5
フィル・コリンズのソロ第2弾。シュープリームスのヒット曲のカバー「恋はあせらず」が全英No.1を獲得。
時期的にはジェネシスの『ジェネシス』の前で、ジェネシスもフィル自身も変貌期であり、「恋はあせらず」のようなこれ以降のポップ路線を予感させるようなカバー曲があったり、従来のプログレ路線の曲があったり内容的にちぐはぐになっている。
それは次のアルバム『ノー・ジャケット・リクワイアド』がヒットしたとき前作『夜の囁き』が再ヒットし年間チャートにランクインしたのに対し、本作は再ヒットしなかったことからも証明でき、あまり持っている価値はないといえる。