「フラワーズ・イン・ザ・ダート/ポール・マッカートニー」 89年 評価 3


 ゲストにエルヴィス・コステロを迎え、彼との共作を4曲収録していることが話題となった。その4曲はコステロの影響を受け、今までのポール作品に見られなかったいい意味でひねくれたメロディで、目新しさがある。

 相変わらず曲作りは上手いが、本作にはいまいちな小作も多く、またまとまりも悪い。目玉となるような曲もなく残念ながら消し対象になる。

 ビートルズ、ウイングスと私の好きな路線を歩いてきたポールだが、本作で私は興味を失う。あまりに素直すぎるポップさといまいちな曲の割合が増えてきたことが主要因。