「バラにおくる/ジョニ・ミッチェル」 72年 評価3
ジョニ・ミッチェル70年代全盛期の頃の5枚目のアルバム。基本的に分類はフォークとなるだろう(少なくとも私的には)。かなり評価の高い作品なのだが、ボブ・ディランなどこれまで著名なフォークの先人の作品をことごとく高評価に感じなかった私は、やはりフォークは嗜好に合わないと再確認する結果になった。
アメリカ中西部の枯れた草原をドライブしたり、草木がふんだんにある広い庭の椅子にのんびり腰かけて。。。というような雰囲気で聞き流すには絶好の音楽だとは思うが、残念ながらそういう境遇で音楽を聴くことはなく、複雑で歌詞によって微妙に移り変わる平坦なメロディは耳にも記憶にも残らず、3回聴き終えた後、どの曲も口ずさめない。