「プライベート・アイズ/ホール&オーツ」 81年 評価3.5
苦節9年。単発のシングルヒットしかなかったホール&オーツがやっとのことでメジャーとなった11作目のスタジオアルバムで、本作からは今でも何年かおきにCMソングとして使われる「プライベート・アイズ」がビッグヒットを記録している。
前作までに比べて全般にキャッチーなメロディが多く、なかなか質が高いようにも感じられるが、その実、印象に残るのがさびの部分だけという曲も少なくなく、その点はオリビア・ニュートン・ジョンと似たものがある。結局、このデュオの作曲能力がその程度だったということだろう。それと、サウンドが淡白で今聴くと古さを感じてしまうのも減点材料。
消さない最低レベルであるが、ベスト盤を持っていればあまり持っている意味はない作品。