「グレイテスト・ヒッツ / フリートウッド・マック」 88年 評価4.5
前作「タンゴ・イン・ザ・ナイト」で見事に復活したフリートウッド・マック初のベスト盤。新曲が2曲追加されているが、メンバーにリンジーとスティーヴィーはいない。
対象となっているアルバムは75年の「ファンタスティック・マック」から87年「タンゴ〜」までの5作。そこから15曲が選抜されているがその大ボリュームにかかわらず隙のない楽曲群。12年間というのはベストで網羅するにはかなり長い期間であるにもかかわらず、やはり驚きは「ファンタスティック・マック」と76年「噂」からの選曲に全く古さを感じないこと。時代の流れと違う場所を流れてきたフリートウッド・マック潮流の存在を存分に感じることのできるベスト盤の傑作。