「レグ・ストライクス・バック/エルトン・ジョン」 88年 評価3
名作を発表していた頃のプロデューサー、ガス・ダッジョンを迎えての2作目に当たる前作で駄作を作ってしまったエルトンが、3作前までのエルトン第2期黄金時代の立役者クリス・トーマスを再度プロデューサーに迎えたアルバム。本作からは「アイ・ドント・ワナー・ゴーオン」が2位まであがるビッグヒットを記録している。
「アイ・ドント〜」はそれほど良い曲とは思わないが意外なヒットになり、日本でもよくディスコでかかっていた。ディスコでかかるエルトンの曲はこの曲だけと言っても良い。アルバムとしては題名のとおり、「逆襲」を謳うだけあって、前年に喉の手術をして声の調子はすこぶるよく、元気を感じさせ、まずまずの出来ではあるが、エルトン節的なところがあまり感じられない。