「ブレイキング・ハーツ/エルトン・ジョン」 84年 評価 4
前作で復活を遂げたエルトンが同じプロデューサー、バンドメンバーとともに作り上げた秀作。ジャケット写真から想像されるようにアダルト路線の確立を決定付けた1枚でもあり、実際中身も目立つ曲は少ないがなかなか統一性のある渋い出来になっている。
本作からのヒット曲「サッド・ソングス」は一聴ではなかなかその良さはわからないのだが、聴き込むにつれしみじみといい曲だなぁと思える作品で、今後のシングルヒットの定型ともなるミドルテンポのエルトン節冴える名曲である。