「ヒア・アンド・ゼア/エルトン・ジョン」 76年  評価3.5


 エルトン2枚目のライヴ盤となる本作は、A面がロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、B面がニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンでのものを収めている。

 1年半前にベスト盤を発売していることもあり、本作ではあえてマイナーな曲を選んでいるように感じられる。曲数も、あわせて9曲と少なく、聴いていてライヴの躍動感というものは乏しい。元々ライヴ盤は好きではないこともあり、まぁ、コレクションとして持っているというのが正直なところ。

 しかし95年にはリマスター盤として2枚組み25曲として再発されている。B面のマジソン・スクエア・ガーデンのライヴは、ジョン・レノンが飛び入り参加したもので(結局、彼の最後のライヴパフォーマンスとなった)、『エルトン・ジョン&ジョン・レノン・ライヴ!』の内容がほぼ含まれるものとなっており、このリマスター盤であれば持っている価値は大いにある。