「ロング・ラン/イーグルス」 79年 評価3


 「ホテル・カリフォルニア」から3年。世紀の名盤を作った後でかなりのプレッシャーを感じながらの製作となったはずだが、楽曲の完成度の高さはさすがというものがある。一方で同じようなテンポの曲が多く、また、メロディもありふれているため、どうしても前作と比べるとおとなしくなったというか、意外性や創作性を感じられないというか、アルバムとしてなんとも平凡な出来と言わざるを得ない。やはり「ホテル・カリフォルニア」が突然変異的に産み落とされたモンスターアルバムだったということだ。