「クラウディッド・ハウス/クラウディッド・ハウス」 87年 評価3
オーストラリア出身で、母国ではかなりの人気を集めていたバンドの、アメリカでの本格的なデビューとなったアルバム。本作から「ドント・ドリーム・イッツ・オーバー」「サンシング・ソー・ストロング」のシングルヒットが生まれている。
ビートルズの影響を受けたメロディラインはしっかりしているし、サウンドも凝っていて、とても上手なバンドであるのだが、今ひとつ突き抜けるものがない。他と比べて際立った個性がないことが結局一発屋で終わってしまった原因と思われる。「ドント〜」は確かに名曲で、このレベルの曲があと2,3曲収められていたらと思うが、残念ながら消し対象となる。