「アナザー・ページ/クリストファー・クロス」 83年 評価3.5
クリストファー・クロスの2作目。1作目との間にシングル「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」があり、ノリにノッていたころだが、1作目よりは落ちるできばえ。特にB面がありふれた曲ばかりで、すでに息切れの雰囲気を漂わせている。しかし、シングル・ヒット「忘れじのローラ」は良い曲。当時洋楽に嵌り始めたころで、この曲の美しさと、歌っている人間の風貌とのギャップに驚いたものだ。
3作目以降、息子に「どうしてかっこいいロックをやらないの」と言われたのを受け作風を変えたことと、その中年太りした風貌を省みずフォーミュラに興味を持ち、レースクイーンに現を抜かしたのが裏目に出たのか、全く泣かず飛ばず。結局2作だけの人になってしまった。