「ビートルズ・フォー・セール/ビートルズ」 64年 評価3.5


 前作から5ヵ月後に発表された4作目。カバー曲が14曲中6曲となっているが、1,2作目と違うのが、これらの曲も完全にビートルズのものとしてしまっている点だ。

 ただ、カバー曲の存在が明らかにアルバムとしての価値を落としているといえるほどに、ジョンとポールの曲がサウンド的にも更なる進化を遂げている。

 本作も前作と同様A面に比べB面の出来が今ひとつで、アルバムとしては特筆すべきものではないが、次回作以降のあらゆる面での大爆発を十分予感させる要素は感じさせる。