「ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク/バーシア」 90年 評価3.5
日本でもちょっとしたブームになった、いわゆるおしゃれなヨーロピアン・ポップスという趣のこの作品ではあるが、彼女の伸びやかなボーカル、それを生かしたメロディラインはただたんに流行に乗って売れただけのものではないと感じるに足るものである。
個性的な美しさをもった顔が結構好きだったし、アルバムも評価していたのだが、残念ながらこの後はヒットに恵まれなかった。結局自分で曲を書いていたわけではなかったのかな?
飛びぬけた曲はないものの、全体的にヨーロッパ風の雰囲気に包まれたトータル性があり、ボーカルは心地よく、まさに癒し系の一作である。