「恋はマジック/バリー・マニロウ」 73年 評価2.5
デビューからのほぼすべてのオリジナルアルバムを所持しているのはビートルズとエルトン・ジョン。デビューからある時期までをすべて持っているのがビリー・ジョエルとこのバリー・マニロウ。そのバリーのデビュー作。
バリー・マニロウは名曲の宝庫といわれる70年代にヒットを連発したミュージシャンで、一時期最も好きなミュージシャンの一人であった。都会的でアダルトコンテンポラリーな位置づけが他と一線を画し、そのロマンチックなメロディと歌詞が大好きなのだが、本作はまだどの路線で行くか試行錯誤している段階で、かろうじてスローテンポの曲にバリーらしさが垣間見えるものの散漫な印象を受けざるを得ないし、曲そのものも特筆すべきものはない。今までは義務感みたいなものから持っていたが、今となっては消しの対象となる。