「ベスト・フレンズ・ウェディング」 97年米  評価2.5(5点満点) メジャー度4

監督:P・J・ホーガン
出演:ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアス他

 学生時代からの親友である男友達が大富豪の令嬢キム(ディアス)と結婚すると聞いたジュリアン(ロバーツ)は、実は彼を愛していたことに気づき、何とかして彼を取り返そうとあの手この手で奮闘するが…

 ハンサムなだけで何の変哲もない男優を使っており、ジュリアのためだけのスター映画として作られている。しかしおいしいところをさらったのは、ちょっとぶっ飛んでるが正直で一途なキムを演じたディアスである。何しろジュリアンの、彼を取り返そうという作戦が自分のよいところを見せるのではなく、キム(orその家族)を陥れることで彼の気を惹こうというものであるため、ジュリアンが頑張れば頑張るだけ憎らしい女になり、キムに同情せざるを得ない。

 ジュリアの不快感だけならもっと評価は低いが、何しろ当時駆け出しだったディアスが魅力的。もともと、ジュリアのような大雑把で開放している顔のつくりが私は好きではない。一方ディアスはちょっと大きめのアヒル口に、それぞれが小さめの部位でフェミニンな並び。透き通るようなブルーのひとみと、かなり私の好みである。今公開中の「マルコビッチの穴」ではノーメイクで頑張っているが、その気になれば40も目前のメグ・ライアンに変わりラブコメの女王になれる器である。ディアスのラブコメなら見てみたいなぁ。