「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」2025年米 評価3.6


監督:ジュリアス・オナー
出演:アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、シラ・ハース、ハリソン・フォード他

2025年3月観賞

 “キャプテン・アメリカ”ことサム・ウィルソンは、アメリカ大統領のサディアス・ロスがホワイトハウスで開く、世界を揺るがす新金属資源に関する国際会議に招待されるが、その場でテロ事件が発生。それをきっかけにした各国の対立が世界大戦の危機にまで発展してしまうが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった。サムは、キャプテン・アメリカとして新たな陰謀の背後にある脅威に立ち向かう。

 普段は重厚なドラマ映画を好んで観ているのだが、たまには何も考えずに単純に楽しめる映画を観たいなということから、初アベンジャーズシリーズ鑑賞となった。

 ストーリーはなんだかはちゃめちゃで、初アベンジャーズなので「血清」って何よ?とか、なんでガンマ線を受けると赤い超人ハルクになっちゃうの??など、謎だらけなのだが、まぁそんなことはどうでもいいや~とポップコーンをパクつきながら何の問題もなく楽しめた。

 多分、このシリーズを観続けている人は前作とのつながりをよくわかっているのだろうから、よりいろいろな側面からの楽しみもあるのだと思う。一方でシリーズとして何がおかしいとか、この役者はちょっとな、とかのマイナス面もあるはずで、それらがわからない私は逆に言うと単純に本作だけを楽しめたのかなと思う。

 主演のアンソニー・マッキーが精悍な顔つきで凛々しくて、その立場である重圧なども良く表現しているのと、相棒のファルコンもやんちゃな側面を持ちつつも真面目で正義感が強い好漢で、中心となる二人が魅力的。また、グレーな立ち位置の大統領を演じたハリソン・フォードもなかなかの曲者ぶり。

 スピーディな展開、場面場面のアクションも長くなりすぎずちょうどいい尺で、役者たちも魅力があるので、初アベンジャーズ、結構楽しめました。