「インファナル・アフェア」 2002年香 評価4
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
出演:アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン他
2021年1月観賞
警察学校の同期だったラウとヤン。ラウは元々マフィアの若手であり、学校卒業後、そのままマフィアのスパイとして警察に入り込み、ヤンは傍目には途中退学だがその後マフィアに潜入した警察のスパイとして、お互いに出世していく。そして10年後、警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受けるが、一方で警察の包囲網はラウによってマフィア側に筒抜けとなっていた。警察、マフィア双方がスパイの存在に気付き、緊迫の心理戦が始まる。
主演の二人(アンディ・ラウ、トニー・レオン)がスターのオーラを放ち、ストーリーはスピーディかつよく練られていて抜群に面白い。警察学校で同期だった二人が、たった10年でお互いの顔がわからなくなるという点は疑問符が付くが、それ以外は欠点らしい欠点もなく鑑賞中は映画に存分に惹きつけられた。ただ、なんでだろう、時間が経つとあまり心に残ってないことに気づく。多分、主人公二人と彼らの上司、ボスの計4人以外の登場人物の描き方が通り一遍で特徴がなく、印象に残らないため、物語に深みが感じられないからだと思う。