「アルカトラズからの脱出」 1979年米 評価4
監督:ドン・シーゲル
出演:クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン、ロバーツ・ブロッサム他
1983年、1984年、2020年12月観賞
各刑務所で脱走を何度も企てたモーリスは脱獄不可能と言われたアルカトラズ島の刑務所に収容される。時が経って、同じく何度も脱走を企てたエングリン兄弟もアルカトラズに収容され、この3人と協力者の計4人は、海風によって脆くなった収容所の壁を掘り崩しての脱走を企てる。
脱獄不可能と言われたアルカトラズ島の刑務所から脱走したと考えられている3人の実話に基づいた映画。過去2回の鑑賞では脱走までの過程が面白くて高評価だったのだが、改めて観ると、スプーンや扇風機までも直ぐに手に入ったり、各人の独房の検査はちゃんとやってないとか結構ずさんな管理体制(事実がどうなのかは知らないが)で、本当にこの刑務所は脱獄不可能なのか?と疑問になり、いまいち緊迫感を感じない。
一人、自分の独房からの脱出に遅れ、脱走できなかった囚人の描写が特徴的ではあるものの、3回目鑑賞の評価では平均より上、というところだと思うが、あまり脱獄映画を観ておらず、また、初見であれば間違いなく面白いとは思うので、初回鑑賞時の評価4.5との平均で4という評価が妥当だと思う。ちなみにDVDのジャケット写真のような場面や状況は一度もない。