「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」 1980年米 評価4.5
監督:アーヴィン・カーシュナー
出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー他
1986年、2020年9月観賞
旧3部作の2作目。エピソード5。
反乱軍はデス・スターを破壊したものの、その後3年の間で帝国軍は反撃に転じ、反乱軍は氷の惑星ホスに隠れて反撃の期を伺っていた。しかし、ダースベイダー率いる帝国軍は反乱軍がホスにいることを突き止め、攻撃を開始する。何とか逃れたルークは、霊体のオビ・ワンからの言葉に従い、ジェダイ・マスターがいるという惑星ダゴバに向かう。
エピソード4と6を結ぶ橋渡し的な作品なので、ダースベイダーvsルーク、凍結されたハンの運命などが、どうしても尻切れトンボになってしまうのだが、ダースベイダーはルークの父であること、ジェダイはルークの他にもう一人いること、レイアとハンのロマンスの進展など、この後の物語の要素になるポイントがかなりあって、重要な位置付けにある映画である。また、今でこそわかりきっているが、上記の驚きの展開に加え、公開当時はジェダイ・マスターがよぼよぼのヨーダであることも驚きだったはず。
前回は高校生の時の観賞であり、どうしても当時としては最先端の特撮技術に目を奪われたが、今観ると、スカイウォーカー家の歴史と共に、ハンやランド、チューバッカ、そしてR2-D2とC3PO間の信頼と友情を深く描いていることに気づく。このような人物像がしっかりと土台にあることが、他の宇宙アクションものとの大きな相違点なのだと思う。