「ifもしも…」 68年英 評価3(5点満点) メジャー度3
監督:リンゼイ・アンダーソン
出演:マルコム・マクドウェル、デイヴィッド・ウッド他
イギルスの全寮制の名門パブリックスクールの閉鎖的な生活と、その独特の規律に嫌気をさした3人の生徒は下級生の一人とパブの娘とともに、学校の創立500年の式典中にマシンガンや手榴弾を用い反逆を試みる。69年のカンヌ映画祭作品賞受賞作。
寮生活での不満の蓄積からいきなりの武力への移行、マシンガンを撃ちつづけるシーンで突然終わるラスト等をイギリス的な格調高さやシニカルな笑いを含めながら描いた、当時アメリカで台頭してきていたいわゆる“アメリカン・ニュー・シネマ”のイギリス版といった趣の映画。
しかし、描く背景は変わっても内容的にはアメリカン・ニュー・シネマとほぼ同じで、すでに「明日に向かって撃て」「俺達に明日はない」「イージー・ライダー」等を見てしまった後では新鮮味は感じられない。この映画をそれらより先に見ていれば印象は変わったかもしれないし、若い頃に見ていれば違った感動を得れたかもしれないが、今や30を越えてしまった私にとって、この種の映画はもはや心の琴線をはじくものではなくなったらしい。