「96時間」 2008年仏 評価3.5 メジャー度3
監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン他
退職した元CIAの特殊工作員だったブライアンの17歳の娘がパリで人身売買組織にさらわれた。娘を溺愛しているブライアンは犯罪上の制限時間といわれる4日以内に娘を助けるべく単身フランスに乗り込む。
娘がさらわれるまでの展開はなかなかスリリングなのだが、そのあとはブライアンが多勢に対して暴れまくり、まぁ、ピアース・ブロスナン以前の007映画と同じように相手の銃弾は当たらない、一人で何十人も殺傷という他のアクション映画と似たようなもの。しかし、娘を溺愛する父親の無双ぶりがコメディか?というほどぶっ飛んでいて、また、話も脇道にそれることなくテンポよく進むので、ボケーっと見ている分には楽しめる。なお、アクションに見所を絞った分しょうがないのだが、離婚した元妻、娘にいまいち魅力がない。