「スター・ウォーズ エピソードT」 99年米 評価4(5点満点) メジャー度5
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン他
いわずと知れたスター・ウォーズシリーズの第4作。銀河系の共和国軍と通商連合軍の争いの始まりをジェダイ騎士の話を絡めて描く、単純明快な映画。
はっきり言って、話の内容は特に目新しいことはないし、最近のSF映画からぬきんでて目を見張る特撮であるわけでもない。これがもし第1作であればこれほどの評判を呼ぶことはないはずだ。しかし、20年以上の歳月を隔てて続いているシリーズであり、第1作のインパクトをそのままひきずっている人なら見ずにはいらない宝物のような映画であることに異論はない。
内容もこの後続く2作を期待させるような作りになっている。オビ=ワンとアナキンの師弟関係、アミダラとアナキンがどう結ばれていくのか、アナキンがどう悪党に代わっていくのか等々、数え上げれば切りがない。また、今後の展開を期待させるという意味で、ユアン・マクレガーとナタリー・ポートマンをキーパーソンにキープしたのもうまい。
もうこうなると、スター・ウォーズは良い映画であるかどうかは問題ではなく、どうこのお祭りを楽しんでいけるかが評価のポイントとなるだろう。私はもちろん昔からの映画ファンなので、十分楽しんでいるが。