「エクスペンタブルズ」 10年米 評価2 メジャー度3
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン他
元々ブルース・リーから映画に入った私にとって、中学生時代のヒーローはもちろんスライこと、シルベスター・スタローンであり、一時期、いわゆる筋肉バカの映画は他の学生のご他聞に漏れず大好きだった。
本作ではスライの他には、最近のアクション俳優ジェイソン・ステイサムを準主役に据え、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンのほか、シュワちゃんやブルース・ウィルスも特別出演するなど、かつてアクション映画が好きだった人間にはたまらない布陣となっており、そのような時代を生きてきた人たちに好評のようなので、ちょっと楽しみにしていた。
とはいえだ、最初の数分間を観て、あぁ、別に観なくてもいい映画だなと思った。歳はとっても昔のように大活躍したい連中なので、要は普通のアクション映画なのである。麻薬によって大金を儲けようという悪者と、利用される将軍、それに絡むちょっときれいな娘が出てきて、話の筋は書く必要もないベタな内容。
昔の筋肉バカたちが自分らが年老いたのを嘆きながら・・・的なコメディ面で特異性があって、ドンちゃん騒ぎをするのを脳を空っぽにして楽しめればよいと思っていたのだが、ありがちなアクション映画(しかも夜のシーンが多いので、観辛い)でしかなったので、いまさら観る価値は見出せない。