「マルメロの陽光」 92年スペイン  評価1.5(5点満点) メジャー度1

監督:ヴィクトル・エリセ
出演:アントニオ・ロペス 他

 スペインの現代美術の第一人者であるアントニオ・ロペスが,アトリエの庭にあるマルメロの樹を描く様を記録したドキュメンタリー

 ヴィクトル・エリセが名作「エル・スール」以来9年ぶりに3作目として発表した作品で,エリセが大好きな私としてはとても期待していたのだが,淡々としたドキュメンタリーで,しかも144分という長さであり,とても面白いとは言い難い。唯一,私は絵に興味があり,いずれ絵を描いてみたいというささやかな夢を持っているので,ロペスの描く手法は興味深かった。それで1点(最低点)にはならなかっただけである。