「スター・ウォーズ エピソードU」 02米 評価4(5点満点) メジャー度5
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン等
スター・ウォーズシリーズの第5作。銀河系の共和国軍とそれに反発する分離主義勢力の戦いをパドメとアナキンの恋愛から結婚、オビ=ワンとアナキンの師弟関係を絡めつつ、さらに6作目への伏線を多数含んだ作品。
全くの尻切れトンボの作品なのだが、なんと言ってもそこはスター・ウォーズ。このあとアナキンがダース・ベイダーになることも、パドメがアナキンとの間にレイアとルークという双子を生むこともわかりきっているから、話がどう展開していくのかということに気を回さずに、単純に映画を楽しむことが出来る。逆に言えばストーリー展開という点に面白みはないわけだが・・・
しかし、やっぱり新3部作で確実に助かっている点は俳優がそれなりの実力者をそろえている点で、ヘイデンだけでは思いっきり軽くなってしまったであろう演技面を、ユアン、ナタリー、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャンクソンらが引き締め、それが、ともすれば普通のSF超大作にしかならないこの映画を見ごたえのあるものにしている。
もうこうなったら、今後どういう展開になるなんて百も承知だが最後の「エピソードV」を観て、この28年に及んで続いてきたサーガを完結する必要があるだろう。