「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 01日 評価3(5点満点) メジャー度4
監督:原 恵一
出演:アニメ
一応、子供向け映画ながら、様々なメディアで賞賛の論を聞いている今作を見てみた。「クレヨンしんちゃん」は親が子供に見せたくないアニメNo.1であるが、そのお下劣でナンセンスなギャグは結構私は好きである。
春日部市に「20世紀博」というテーマパークが出来た。そこは30代以上の大人に懐かしさを感じさせる催し、グッズが一杯で、大人たちを童心に帰らせる。しかしそのテーマパークの本当の目的は、大人たちを子供化し、昔に回帰させ、日本を懐かしい匂いのする、活気に満ちた20世紀に戻そうというものだった。しんのすけとその友達は洗脳された大人(親)たちを取り戻すため、「20世紀博」に向かう。
大人向けのアニメ、結構泣けるという噂を多く聞いていたためかなり期待していたが、いまいち、というのが感想。確かに笑わせるし、着眼点も良く、懐かしい気持ちにもさせてくれるのだが、所詮は根本的には子供向け映画。主眼は感動させるとか、何かを考えさせるとか訴えるとか言うものではないはずで、そこが中途半端さを感じさせる。まぁ、大人の鑑賞に堪えるものではあるけど、平均点だな。