TPが2004年に見た(映画館,ビデオは問わず)映画のベスト&ワースト3。去年は前半は意識して観たものの、9月以降ほとんど観なくなったので結局17本ぽっきり。この中でベスト&ワーストを選ぶのも何だが・・・


ベスト

第1位
「たそがれ清兵衛」評価4.5 メジャー度5

 ちょっとテレビ時代劇っぽい作りは否めないが、内容は深い。特にこの年になり、子供も出来た今となってこそ、命をかけて守るものの存在、自分の命をかける覚悟が痛いほど良くわかり、しみじみと良い映画だなぁと思わせる作品。


第2位
「ドッグヴィル」評価4.5 メジャー度2

 人間の弱さ、狡さをこれでもかと描き、この部分はある意味非常に辛いし本性であるのを受け入れづらいところもあるが、最後は逆にスカッとさせてくれる歯切れの良い作品。しかし、ハードな内容は人によって評価が大きく分かれるでしょうね。


第3位
「少林サッカー」評価4 メジャー度4

 ベスト3候補は他にもあるがあえてこの作品を。それまでのコメディの枠に嵌らない滅茶苦茶な展開、下手な演出で感動させようなどとしない清い姿勢から、久々に心置きなく笑えた作品。


ワースト

第1位
「ユリシーズの瞳」評価1 メジャー度2

 各賞を受賞した評論家受けする作品であるが、何がなんだかわからない。観つづけることが出来なかった。昔はこのような内容でも、名作だからと無理して観たものだが、今はそんな根性もないし、途中で、観終わってどう感じそうかの見当もついてしまう。


第2位
「奇跡の海」評価2.5 メジャー度1

 こちらも各賞を受賞した作品であり、確かに映画としての完成度は高いと考えられるが、どうも常人ではない主人公達に同調できないし、揺れるカメラワーク、重い内容から、観た後気分が悪くなった。「ドッグヴィル」と同監督だが、やはり登場人物と同調できないというのは致命的。


第3位
「シービスケット」評価2.5 メジャー度3

 競馬を扱った題材として興味があったが、映画としては平均点以下。見所はレースシーンのみで、その他のドラマ部分は出演者に魅力はないし、ありきたりの演出で飽き飽き。後に何も残らない作品。