TPが2000年に見た(映画館,ビデオは問わず)映画のベスト5を発表しよう。とはいっても25本しか見てないから、たいしたものじゃないけどね。詳細は各TPの映画の話を参照ください。なお,再視聴のものは除いています。


第1位
「浮雲」評価5 メジャー度2

 成瀬巳喜男の全盛期の名作。役者、演出、セリフ、映像とどれをとっても超一流。誰がどう評価しても名作というのは、こういう作品を言うのだ。


第2位
「ドクトル・ジバコ」評価5 メジャー度4

 これも映画の醍醐味を味わわせてくれる、名作中の名作。デイビッド・リーン独自の圧倒的な映像美も素晴らしいし、登場人物の描き方も丁寧(おかげでずいぶん長い映画になったが)。これも21世紀に語り継がれる名作。


第3位
「トト・ザ・ヒーロー」評価4.5 メジャー度1

 登場人物への愛にあふれた、ヨーロッパ映画らしい、ちょっとマニアックな映画。見終わった後、ほのぼのとさせてくれる。


第4位
「夫婦善哉」評価4 メジャー度2

 これも日本映画全盛期の頃の名作。主人公二人のやり取りが楽しい。


第5位
「グッド・ウィル・ハンティング」評価4 メジャー度3

 若い頃に見ればもっと評価は高かっただろうと思われる。人によって違うかもしれないが、私の琴線をはじいた。


ついでにワースト3も。

ワースト1
「ベスト・フレンズ・ウェディング」評価2.5 メジャー度4

 なんと言っても主人公のジュリア・ロバーツに魅力を感じない。でも、ワースト1とはいっても、それなりには楽しめた。去年はあまり下手な映画を見なかったため、ワースト1になっただけで、そんなに悪い作品ではない。


ワースト2
「海の上のピアニスト」評価3 メジャー度3

 感動させようというラストの長ったらしいセリフのやり取りだけで、うんざりさせられ、後味の悪さが残ってしまった。それ以外は、わざとらしい演出が鼻につくものの、まずまずの出来ではある。


ワースト3
「レディバード・レディバード」評価3 メジャー度1

 ドキュメンタリータッチの映画だが、映画らしくなく、見おわったあと気が重くなる。楽しめない映画はそれだけで減点。