見どころ
国別概況・・・各街の見どころ情報は各コースからお入り下さい)
 
ドイツ     フランス   ベルギー     

 ドイツ
ドイツ観光地はいわゆる「ロマンティック街道」「メルヘン街道」(フランクフルトから北へ真っ直ぐにブレーメンまで)「古城街道」(マンハイムからドイツの中央を東西にチェコのプラハまで)」、「ゲーテ街道」(フランクフルトから古城街道と平行にやや北部をドレスデンまでのゲーテやバッハなどの芸術家ゆかりの地が続く)、「アルペン街道」(オーストリー国境沿いにアルプスの麓を走る)」の四つの街道周辺と「ライン川・モーゼル川流域」「黒い森」(南西部の森林地帯)周辺、「 北ドイツ」(ハンブルグからベルリンまでの北部地帯)の >七地域に分けられるがどの地域もそれぞれに特色があり飽きない旅が出来ます。どの街道も出来るだけ「高速道」を通らずLOCALの道を選んで寄り道した方が趣のある街・村に行けます。最近は旧東ドイツ地域が見直されてきておりドイツ中部のハルツ山地ベルリンから北の湿原地帯、ポーランドやチェコの国境沿いなどが面白いと言われています。ドイツの特徴は自然は自然らしく、街並み・家並みは整然、という配慮がされており特に古い物を忠実に修復・復興させている点であり、中世の雰囲気を味わうにはドイツが最適。当たりはずれの少ない旅が出来ます。また、ベルリンを除いて都会の雰囲気と地方の小さな街の雰囲気の差は(日本の都会と田舎の町の様な歴然とした大きな差は)ありません。各都会が小さいからです。従って都会でも歴史的な遺産や自然の緑が楽しめるのが特徴でしょう。

ホテルも星の数に関係なく清潔で、人情的には都会でもそれほどいやな事に出会うのは珍しい。ホテルと同時に「ガストー」と呼ばれるペンションも小さいながらオーナーの本業(農業やワイン醸造、レストランの本業の傍ら宿をしているケースがほとんどで)や性格で特色ある物が見つかります。ホテルと違いH.P.だけでは判断しにくいので事前に場所だけ調べておくか、各街・村のインフォメーションセンター(観光局)でLISTを貰って直接当たると善し悪しがよく分かります。是も旅の楽しみのひとつ。特にワールドカップ以降大幅にサービスは改善されています。

食事はイギリスに次いで・・・・と言う評判がありますが、確かに料理はボリュームたっぷりで味も大味、しかし近年改善が著しい。EURO圏の流通拡大の勢でしょうか?日本人にはボリュームが問題で、夫婦二人ならメインディッシュ一皿とサラダ一皿を二人で分けるぐらいが丁度(少し足りなければスープでカバー。とにかく添え物のジャガイモがたっぷりあるのでお腹を大きくするにはこれくらいで全く問題なし。) 但しソーセージとビールは日本では味わえない美味さ(白と黒の中間やヴァイスビーァと言われる白く濁ったビール、今年絞りたてのまだ発酵途中のワインなどは日本では味わえない)。イタリアン、中華レストランも結構ありますが、街の土産物屋や宿泊所の(レストランが無い)人に”近所で美味しいレストラン”を紹介して貰うのが一番良い方法、時には現地人しか行かないLOCAL料理にありつけます。ドイツ人のレストラン夕食開始は6時半頃からと結構早い

道路交通全く問題なし、高速はご存じの通りスピード制限無しですが大体は三車線で右端はトラック(約100Kmから120Kmで走っています)中央が普通車が多く走り(120Kmから140Kmぐらいで流れています)左端は追い越し車線とスピード狂のレーンで150Km以上でないと後ろからフラッシュされます。自分より車格が上の車等がスピードを上げて迫ってきたらひとつ右のレーンに入るのがマナーです。日本のように後ろからせっつかれても譲らないというような事はありません。(制限がないからそんなことは意味がないからです)。平日はトラックが多く二車線高速ではやや走りにくい(左のレーンでゆっくり走ることは出来ず、と言ってトラックの間にはいるのは面白くない)ので、点から点への移動はトラックが少ない週末がベター。LOCAL道 でも制限100Kmの所が多く走りやすい、但し街の中(60Kmから70Km)や街道途中の村内道は(40Kmから50Km)は要注意。特に村の入口に警告ランプやカメラがあるので気を付けましょう。ドイツ人(若い人を除く)は制限スピードをこまめに指示に従って(守る)人が多いので知らない所では後をついて行くと運転が楽。 道路標示はヨーロッパ随一の信頼度。道路番号をしっかり地図から確認しておけば問題なし。ただし街の中の一方通行に付いては「市内地図」を手に入れないと迷うことが多い。(”迷う”、実は是も旅の面白みのひとつではあります)

総評;とにかく綺麗(清潔で整然)、最初に旅をするのには最適な国、もう少しくだけた自然や野性味が希望の方は他の国へ
フランス    
フランス観光地は北西から「ノルマンディー・ブルターニュ」「中西部&ボルドーからピレネー」「ロワール川周辺」西へ来て「シャンパーニュ・アルザス」「ブルゴーニュ・ローヌアルプ」「南仏・プロヴァンス」「パリ&イル・ド・フランス」七地域に分けられるが、この七つは極めて異なる趣があり、自分の好みにあわせて選ぶと良い。ドイツと異なり何となくNATURALな感じの国です。少しくだけた”軟らかな”雰囲気。パリやリヨンの大都会を除いてはLOCAL色の強い街が多い。農業国らしい雰囲気が随所に見られ、LOCALの雰囲気が好きな人向きであり、幹線をはずれてLOCAL道を行くと更に顕著になる。ドイツが歴史好きな人向きとすれば、フランスは遊び好きな人向きと言うところだろうか。

パリに関してはフランスではなく”パリ人が棲む大都会”と考える方がよい。大都会故に東京都や日本の大都会と同じく、銀座もあれば浅草、渋谷、六本木、から下町、山谷のような所もある。パリ=シャンゼリゼ、モンマルトル、オペラ座、ルーブル美術館だけではない。 中国人、アフリカ・アラブ系の人、ユダヤ人、等々が多く棲む地域があり全く別の様相を呈している。共通しているのは(ドイツのような)”整然”さはなく、(フランス人の細部にこだわらない自己中心主義に影響された)”雑然”さがある。この方が肌に合うという人はフランス向きである。但し日本人の様な潔癖性がある人には驚くことが多いかも知れない。”オシャレ”という一般的日本人の強いフランス人感は捨てた方が、肌に合う旅行が出来る。この雑然さ、くだけた感じが好きな人は(ドイツより)フランスの方が良いかも

人情は、パリを除いては皆人当たりが良く、地方に行けば更に親しみやすく陽気な人が多い。パリは全くその反対であると思っておかねば、不愉快なことが多い。(意地悪で、親切心が無く、”サービス精神”はないので)そんなものだと思っておけばさほど気にはならないし、べたつき感が少なくて良いと云う人も居るし、何となくドイツのような窮屈感も無いので良いという人も多い。。

ホテル清潔であり数的にも問題はない。ドイツの「ガストー」に当たる「オーヴェルジュ」(ペンション)も多く、レストラン副業系が多い。街から少し離れたところで探すのが良い。

食事、さすがに食の国、どの地方も、どんな田舎でも当たりはずれのない食事にありつける。「本日のお勧め」などが面白い。勿論ワインも”テーブルワイン”でも美味しく、飲めない人には少しつらいかも。田舎に行けば”量”に注意(多い)。しかしフランスだけは折角のことだから、矢張り”美味しいレストラン”の情報をLOCALの人たち(ホテル、お土産や、ワインショップ、街の人等など)から聞くのが大切。
フランス人自身のレストラン行きの時間は8時以降だが、観光地は観光客が多いので6時過ぎぐらいから混み出すので要注意。

道路交通ドイツ同様、高速道もLOCAL道も問題はない。但し高速は130Km制限であり、私企業委託で数社がそれぞれの道路を管理している、有料である。但し日本の10分の1ぐらいの料金、料金所は「ETC」「クレジットカード払い」「現金払い」の3種類あるところが多いのでゲートを間違わないように。分からなければ「現金」ゲートが無難。フランス人の運転はスピードを出すのと車線変更、割り込みもいとわない人が大半、高速でスピードを守っている人は少ないが、フランスの警察は厳しいので要注意。 交通に限らず、フランスの警官は親切でもあるが日本の警官とは違い、48時間拘束する権利を持っているので、逆らわないことと違法に関しては注意が必要。(フランス人はルールを守らない人が多いがそのまねや、それについて行くのは危険パリの市内はロータリーや駐車の車が多くて狭くなった道が多いので、且つ車線分離白線が無い道も多いので慣れない内は運転は要注意。また、レンタカーなので駐車時の傷やバンパーのへこみが気になる人は市内では乗らない方がよい。(フランス国内で借りたレンタカーなら、返却時にも少々の傷は余り文句は言わないがドイツで借りたドイツ車の場合は後でクレーム代を払う羽目になるかも)

総評ルールを守らない、自分本位、人のことを余り気にしない、細かいことは言わない、等のフランス人気質があちこちに出ているが、雑然さとオシャレ感覚、”人生を楽しむ”雰囲気も良く出ているので、隅々まで掃除をするよりまーるく掃除をする方が性に合っている人には楽しい国。(ドイツとは対極にあるかも)、ストラスブールなどの独仏国境近くの街に行けば国境を挟んで(歴史的に占領したりされたりで入り交じったはずではあるが)景色も人柄も変わるのは面白い。

 
 
ベルギー
ベルギー観光地は大きく分けてブラッセルから北のフラマン語を主に話す「フランダース」とブラッセルから南のフランス語を主に話す「ワロン」の二つの地方に分けられます。もう少し細かく分けるとフランダースの中の西フランンダース(「北海」に近いところ)、ワロンの中のエノー州(フランス国境沿い)やリエージェ州(東のドイツ国境沿い)などはそれぞれ少し違った雰囲気があります。 北側の「フランダース」はドイツ・フランス・スペイン・イギリス・オランダ等に支配され周辺の国の利害関係調整のために作られたような多民族国家ながら、17世紀までは欧州で最も裕福な地であった名残の街並みが特色。アントワープ・ゲント・ブルージュ・ブラッセル。一方「ワロン」は東部はアルデンヌの森、西部は大平原、豊かな自然の多い地方。「フランダース」が街なら「ワロン」は自然を楽しむ旅で、両方全く違った特色があります。 ブラッセルは街とその郊外の自然という2面を持っていますが、両方見ようと思えば矢張り車で郊外に出なければ味わえません。最近「北海」沿いの海岸は避暑地としても脚光を浴びてきており、又変わった景色と雰囲気が味わえます。
ホテル小綺麗で、小さなプチホテルもあり、少しはずんで城ホテルも時には泊まりたいもの(ドイツ・フランスと違って、重苦しい雰囲気は少ないホテル然としたところが多い)。

食事”グルメの国”と言われるだけあって、フランス料理的な物をベースに、海鮮料理も多く、食は豊か。日本人には、(色々なソース味の濃い)フランス料理よりも比較的素材の味を出したベルギーのフランス料理の方が口に合うかも。 (大きなバケツ風の器に入った)ムール貝をほじくりながら食べるのは有名。(ムール貝、日本の物より大きく厚みがある)。ビール好きな人にはたまらない国。レストランにはそれぞれ自前のビール(地ビール)があって、メニューにはずらりと種類が並ぶ。スーパーでも数え切れないほどのブランドがあり、アルコール度10度というようなビールもある。(お土産に良い・・・雑酒扱いで1ダースぐらい持って帰っても税金はわずか)。

道路交通高速道は有料、最近は大分舗装も良くなってきたがドイツやフランスのようには行かない。特に標識が今ひとつで、交差点や案内表示板は見過ごさないように。 間際まで無かったりすることがある。しかしそんなに大きくない国なので、LOCAL道を走ることをお勧め。ブリュッセルはパリやベルリンなどと同様外環状道路が大きく街を取り囲んでいるので、乗り降りの場所を間違わないように。市内地図は必要

総評;とにかく国・景色・街並みはコンパクトなので親しみやすい雰囲気。見たいところ、点から点の移動も少ないので沢山観光した気持ちになれる国である。 期間の限られる人や、一カ所に停泊して車で巡る旅をする人に向いている国かも。国境を越えてオランダ・ドイツ・フランスの国境沿いの田舎に行くのもツアーでは行けない街やLOCALの景色や地元の人しか行かない観光地に行けます。それぞれの国境を越えるたびに景色と雰囲気が見事に変わるのも楽しみの一つ

スペイン スペイン