番外編;パリの街あれこれ

実は私たちの”ヨーロッパあちこちの旅”でパリはフランクフルトと共に"基地”になっているところ。ゆえに毎年3日から1週間はパリ滞在。その都度あちこち買い物や他家訪問、ぶらり散策など。あまり意識して街の写真を撮らないので写真は多くありませんが、観光などでは見ないところや見過ごすような光景を過去の写真から集めてみました。ご覧ください。
まずは地下鉄、市内を縦横無尽に走っているので便利、回数券や一週間切符(小さな写真が必要ですが)を買えば更に便利で安上がり。ただしニューヨークほどではないが、やはり治安は良くないと思ってください。観光客面で日本人特有のお金持ち風の格好では問題。普段着で
駅は比較的きれいでごみもあまり落ちていませんが日本のように明るいということはありません構内の通路ではストリートミュージシャンの演奏も多い。
そこのけ、そこのけお偉い方のお通り!よく街で見かけます。こういうのが好きなんですね。
市内は一部高級住宅地を除き結構びっしり建物が詰まっています。ただし高さと概観の規制があるので日本のようにニョキニョキ不揃いののアパートや高層建物が建っているわけではありません幹線道路以外は一方通行も多く片側、時には両側にずらりと車が駐車しています。(有料・無料あり)
基本的に地震がありませんので、古い建物も多く、煙突が屋上からにょきにょき。今でも煙突掃除屋があり、掃除が義務化されています。こういった風景は他の都市、他のヨーロッパ諸国でも見られますが、周囲の建物と調和することを義務付けられている町が多く。景観は比較的落ち着いています。
他方。街には公園や緑も多く、天気の良い日は皆”日光浴”。南ヨーロッパを除き、特にパリは晴天の日が少なく、”陽に当たる機会”は貴重です。意識しないで済む日本はありがたいところです。
シャンゼリゼ通りグラン・パレの傍の緑地。メイン通りにも緑がいっぱい
 
でも歩道のいたるところ(シャンゼリゼ通りでも)"犬の糞”(最近は厳しくなって日本のように処理をして帰る人が増えたが、それでも尚多い)。慣れないとすぐに踏んでしまうので朝の歩行は要注意。
 
19世紀のはじめまで、家にトイレがなくて”オマル”や尿瓶で処理し、窓から道に放っていた街だから仕方がないか!
道路は最近の新しい道を除き(簡単に舗装できるので最近はアスファルト舗装も多くなったが)石畳で住宅街では道は太鼓状で両側の歩道仕切り石のところに下水道への小さな口が開けられています。
 
毎朝道路に備えられた水道(いわゆる工業用2次水道)から水が流れ出し、ごみや犬の糞を一緒に洗い流して小口から下水に流し込んでゆく。
当たり前の話ですが、街行く人は日本の雑誌に出ているようなパリジェンヌばかりではありません。勿論自分の個性を大事にするフランス人ですから、若い子もお金をかけずにそれぞれにおしゃれ。日本のようなキャピキャピの格好をしている人はごくまれです。街には中華街もアラブ・ユダヤ街もあります。花のシャンゼリゼだけではありませんこれも当たり前
夜の街も家の中も日本の様に光で溢れている感じではありません。ヨーロッパ人は目が光に弱いせいでもあるのですが、街はけばけばしい光も規制もされていますので、しっとり落ち着いた雰囲気になります。
勿論店の中とかオフィスの中は日本同様明るいのですが、街路は無駄な明かりは少なく”蛍光灯”より”ナトリウム系”の光で暗さも自然な感じになります。
スーパーマーケットも勿論ありますが、庶民の生活に密着しているのが"朝市”。お昼ごろまで決まった場所(公園や広場)で食料品・日常生活用品の店が並ぶ。
フランス人は魚も結構食べるので、朝市には魚屋さんも多い。
野菜、果物皆新鮮。別に日本のようにまっすぐなきゅうりばかりではなく、土のついたままのにんじんやジャガイモも並び”畑の野菜”の匂いがする。果物もぴかぴかに磨いてあるわけでもなく極普通の果物たち。
日本は不必要な手を入れすぎて、味も微妙に手が込んでいるかもしれないが、大いに疑問。
次に"市”で有名なのは(ヨーロッパ各地では当たり前にあるのだが)”ガラクタ市””蚤の市”"骨董市”。町のいたるところで定期的に不定期に、公園・広場、大通りの歩道で開かれます。
品物も、店もピンきり、日本で言うガレージセールに近いもの、こんなものが売れるのかという"ガラクタ”からちょっとした”骨董”までさまざまである。掘り出し物や珍しいものがないか見て歩くのは楽しいもの。 しかし、スリにご用心。値段の交渉は大阪流が良いかも。
これも良く見かける光景「行列」、美術館や何かのイベントに入るときには必ずこの行列が出来る。入場者を詰め込まない配慮もあるし、切符やもぎり、入り口でのセキュリティーチェックなど、日本人のように混んできたら”てきぱきと”と急いで処理するようなサービスはしないから
レストランも店も同じ、勝手にどやどやと店の中に入って順番を無視するようなことはしません。
店員も別に急いで対応する雰囲気もない。サービス精神がないのか、大人の対応なのかいつも同じペースである。客も大人なのか、こんなものとあきらめているのか、行列や”待ち”も平気です。

ここから後は街で見かけた、一寸変わった景色や物の写真です
垂直の壁に作られた庭?
緑は全て本物です
落書きか?芸術か? 広場から地下鉄への
エスカレーターチューブ
とってもクラシックなトイレ
便座も紙ホルダーも木製
中国風?色も形も変わっています これは芸術作品です パリでは多いオリーブの
専門店。色・大きさ・種なし等
種々あります
庶民的なのがベトナム料理
元々統治していたこともあり
ベトナム人もレストランも多い