【読書中・・・】
■JAZZ詩大全 : 村尾陸男 著
FAROUTのオーナーが著者だったのは偶然ですが
1~9巻を1999年にゲット!現在20巻だそうです。
ちょっと読み直してみました。面白いエピソードや
時代背景の話も面白く、曲をより理解できそうです。
演奏者だけに鋭く温かい視点があり、歌詞の解釈も
決して野暮にならないように助けてくれるでしょう。
ボサノバの風景は、実はこのシリーズをお手本に
して書きました。
■日本の色辞典 : 吉岡幸雄 著
カラーセラピーなら、絶対に、天然繊維を天然の色素
で染めた布を使うべきではないかと思っています。
特に絹を日本の色で染めたものは様々な郷愁を呼び
起こし、基本的な感情を高めてくれるものと確信します。
色の呼び名にも、なかなか癒されますよ。
しかし、色というのは手間のかかる大変なものですね。
【映画】 Public Enemies |
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【レコード・レビュー/国内】
■ 石井彰 Syncronicity
磨きぬかれたタッチの美しさが光ります。変拍子もあり。現代音楽に
傾倒する少し前、絶妙な匙加減がたまらない緊張感を生んでいます。
共演は俵山昌之・江藤良人。eweシリーズでこのトリオ、他に2枚有。
石井彰 自己2枚目のアルバム / イヴァンリンス曲収録
■石井彰 The Early September
瑞々しく繊細な光を放つ音の粒と大胆な構図、スティーヴ・スワロウとの
デュオには絶妙な抜き足差し足(ダンスステップ)を通して、作品や音楽
又は稀に持つことの出来る貴重な機会というものへのリスペクトが隅々
まで感じられる、圧巻のアルバム。NYテロの前々日に、現地にて収録。
■ Kikuchi Naruyoshi
Degustation a Jazz
所謂、ジャケ買いの日本人アルバムにおける成功例(笑)ノイジーですが
実に後味のよろしいものばかり。辛口ショート・ショートのレストランです。
実際の演奏力・説得力の高さを、様々な現代のツール・キャラにくるんで
絶妙の取り扱いで料理して差し出してきます。お味?そう、すごくわかる。
■ Trindade
Memorie & Paisagem
アカデミックな骨格のしっかりしたショーロ。どちらかというとブラジル
よりも、ポルトガルやヨーロッパの街角を思わせる。格調高さ、深み、
スリル・スピード、歴史、混迷、夢、そして荒野、すべてがみえる一枚
企画と全体監督は阿部浩二 作曲はほぼ稲葉光 ソリストは近藤くろ
■ 助川太郎 Noturno
ギンガやヂスモンチなどが<本音>として自然に本人のさっぱりした音楽
と溶け込んでいて摩訶不思議!しかし聞き終わった印象は、すがすがしく
胸に留めておきたいと心から思う良い音楽。クラリネット徳ちゃんも奮闘!
【レコード・レビュー/海外】
■ Monica Zetterland TAKE MY SWEDISHATYLE
敬愛するMONICA ZETTERLANDの原語中心のアルバム。発音の切れ
の良さや原語ニュアンスのユニークさ、素晴らしく彼女の表情が伝わる一枚
またアンニュイでけだるい猫のような風情は、ボサノバに通じるスタンスです
■ Quarteto em Cy
"Quarteto em Cy"
良き時代のノスタルジックな優しさが伝わるアルバム。彼女達が愛されて
育ったお嬢様らしきところもまた、心温まる。複雑なコーラスワークの
クアルテート・エン・シーデビューアルバム。今も活動していますよ!
■ Kevin Lettou
Simple Life
ケビンの声はこのデビューアルバムが一番大人っぽいのが面白い。米女性
にしてはよくブラジルの音楽・リズム・歌詞を解しているナチュラルウーマン。
歌は苦労でもないし、ミラクルでもないよね?温かく、広がりに満ちている!
■ Penato & Patricia
Plano
ブラジルのミナス・ジェライスに住む夫婦デュオ。ボサノバより更にゆったり
した心に一糸纏わぬ、清らな音楽。一組の男女の自然な営みが声になった
ような感じです。”プラーノ”は「予定・計画」だからこれは夫婦の予定のこと。