3月30日―――PM8:35  海鳴市  ???  

「どうやら始まったみたいだね…」

モニターが沢山ある部屋で名雪達3人の少女は呟く。

「そうですね。でも、さっきの戦いからして私から祐一さんを奪ったあの泥棒猫は『ゲーム』の時よりも強くなってますね」

栞はモニターに映る桐花を見て呟く。

「でも、あいつ等も使い物にならない駒だね。せっかく心を凍らせて感情を消したのに桐花ちゃんに負けちゃうなんて。でも、栞ちゃん…」

「はい、何ですか?」

「いつから祐一は栞ちゃんのものになったんだお。祐一は私のものなんだぉ〜!!」

名雪はそう言って怒鳴る。

「へえ、ならどうして7年前にあゆさんに負けたのですか?」

栞はそう言ってニヤリと笑う。

「それを言うんじゃないんだぉ!!あれは……あゆちゃんが木から落ちて植物状態になったんだから私の勝ちなんだお!!」

名雪もそう言って引き下がらない。

「じゃあ……こうするしかありませんね」

「そうだね。受けて立つんだお!!」

栞と名雪はそう言うと戦闘モードになる。だが…

「あんた達いい加減にしなさい!!」


ゴン!!ゴン!!


後ろからウェーブの少女に殴られた。

「「いっ、痛い…」」

二人はそう言って涙目になりながら頭を抑える。

「二人とも今はそんなことをやっている時じゃないでしょうが」

ウェーブの髪型をした少女が二人をごついたのだ。

「う〜っ。香里極悪だぉ〜っ」

「えう〜っ。お姉ちゃん、酷いです」

名雪と栞はそう言って香里と言う少女を睨むが全然迫力がない。

「時と場合を考えてやりなさい。それに次は誰が行くの?天野さんともう一人の彼女は今回は無理だし。」

香里はそう言って二人に質問する。だが、その時だった。


バタン!!


栞の身体が突然倒れたのだ。そして、その様子を見て二人は……

「う〜っ。栞ちゃんに出番を取られちゃったぉ〜」

「わが妹ながら……抜け目無いわね」

そう文句を言って再びモニターに注目する。そして……

「あいつ等もいいけど……ここでも始まったわね」

香里はそう言って名雪と共に一番左のウィンドゥに注目する。

其処には……神咲那美を庇いながら女顔の優男と戦う恭也が映っていた。



Tear...

Story.35  恭也の前に現れしは…


時間は少し前に遡る。

フランシアとの戦いの後恭也は忍と桃子に何も告げずにその場から逃げ出した。

耐えられなったのだ。

そして、信じたくなかったのだ。

自分が「呪われた子供」……忍の敵になってしまったことを。

そして、気付いたらここに来てしまったのだ。

八束神社……「管理者」である神咲一族がいるこの場所に。

そして、八束神社で見たものは……背の低い女顔の優男に襲われていた那美だった。

状況は那美の方が不利でいつも持っていた小太刀は刃が折られて柄だけの状態になっていた。

そして、優男は那美にとどめを刺そうとする。

「危ないっ!!」

恭也は「神速」を使って那美のもとへと走る。そして……

                          なぎつむじ かい
小太刀二刀  御神流奥義之六  『薙旋・改』!!」

変則型の『薙旋・改』を優男に当てようとする。しかし……

「あっ、貴方は…」

恭也の『薙旋・改』は何故か途中で止まる。だが、相手はその隙を見逃さなかった。

ファング・ストライク
「狼撃!!」


ドガッ!!


「がはあああっ!!」

右腕の一撃により吹き飛ばされる。

「き……恭也さん」

那美は涙を流しながら恭也のもとに駆け寄るが……

「息をしてない……」

そう。恭也の息は止まっていた。

「は……早く人工呼吸を……」

そう言って人工呼吸をしようとするが……そこまで時間は待ってくれなかった。

「君達に怨みはないが……そろそろ死んで!!」

優男が那美と恭也の側に来ていた。そして、那美に向かって一撃を繰り出す。

「うっ……恭也さん」

那美は恐怖のあまり目を閉じる。

だが……


ガキイイイン!!


鈍い金属音がして那美に痛みは来なかった。

那美は恐る恐る目を開けると柄に宝玉の付いた大剣を持った黒髪の少年が優男の一撃を自分の大剣で受け止めていた。

「あ〜あ。あいつ等を探しにこの街に来たけど。到着した途端にこれかよ。ホント、かったりいなあ」

少年はそう愚痴ると優男を睨みつける。

「へえ、俺の一撃を止めるなんてなかなかやるじゃん。でも、自分が何をやっているのか分かっているのかい?俺は…」

優男が自分が何者かを言おうとしたその時だった。


バキッ!!


少年に腹を蹴られてぶっ飛ぶ。

「ぐあああああっ!!」

蹴り飛ばされた優男は石段に倒れそこからごろごろと落ちていった。

「別にお前が何者かなんてどうでもいいんだよ馬鹿!!」

黒髪の少年はそう言って一息つく。そして……

「アンタ、大丈夫か?」

那美に声をかけるが警戒される。その証拠に優男が倒された後でも那美は小太刀の柄を放さなかった。

「もしかして俺、警戒されてる?」

那美は無言でウンウンと頷く。

「……酷いなあ。助けてあげたのに。まあいいや。俺は朝倉純一。理由があってこの街に来た。あんた達は……?」

「私は……神咲那美です。そして、こちらの人は高町恭也さん。私のせいでこうなって……」

だが、その時だった。

「!!」

石段から転げ落ちた優男が戻って来たのだ。

「アンタ、まだやるのか?さっき蹴り飛ばされた癖に」

「当然。だって俺全然ダメージ受けてないし」

そう。優男は純一に蹴り飛ばされたにも関わらず全くダメージを追っていなかった。そして…

「俺のやることを邪魔するのなら君も殺すよ」

優男はそう言うと指を鳴らす。すると……何処からか20体くらいの人狼が現れて神社を取り囲む。

「……囲まれました?」

「本当ならそこの巫女さんとと黒服の彼さえ殺せればそれでよかったのだが……こうなったらこの神社ごと破壊する。そうしなきゃ勝てないと思うから」

「……。」

優男のその言葉を聞いて那美は震えて涙目になるが……純一の顔は変わらなかった。

「そりゃ無理だ。」

純一は優男をナメた口調で言う。

「何?」

「第一の理由。俺の方がアンタよりも強い。第二の理由。それは……」

純一が第二の理由を言おうとしたその時だった。


スパン!!スパン!!スパン!!


ドガアアアアン!!


人狼達は両腕と両足を切断され、純一達を周りで爆発が起こる。それにより神社を取り囲んでいた人狼は一人残らず吹き飛ばされて全滅した。そして……

「兄さん、こんな所で何油売ってるんですか?」

「そうですよ朝倉さん。私達には時間が無いのですからこんな所で無駄に戦ってる場合ではありませんわ」

首に鈴を付けた少女とブロンドの髪をした少女が現れる。

「俺には仲間がいる……って音夢にアイシア、いいとこなのに茶々入れんなよ」

純一は自信たっぷりに言った。

だが、それに対して優男は…

                         バーニン・ファング
「へえ……部下は全滅。でも、まだ甘い。狼爆!!

優男はそう言うと後ろに下がって炎の一撃を那美と恭也を繰り出す。だが……

「なっ……?」

その瞬間二人の身体は桜の花びらへと変わる。そして……優男の後ろにはいつからか純一がいた。
 
                            むげんおうかりゅう    えんほうじん
「おい、くだらないことしてんじゃねえよ!!夢幻桜花流  炎鳳刃!!

純一は魔術を使って大剣に火属性を加える。そして、大剣をハンマーのように優男に向かって振り下ろす。


ズシャッ!!


「ち…ちくしょう」

優男は炎に巻かれなから真っ二つに切り裂かれ……塵となって消えた。


だが、それから数秒後……

「おい、茶番は終わりだ。隠れてないで出て来いよ」

純一は鳥居に向かって言う。すると…

「あ〜あ、バレてたか」

純一に真っ二つにされた筈の優男が鳥居の後ろから現れた。

「やっぱりな。お前がそんなに弱い筈がないからな。何せお前は…」

「その様子からして君は俺が何者か分かっているみたいだね」

「ああ、だからさっきは蹴り飛ばした。余計な時間を使いたくなかったからな。『夜の一族』の綺堂家当主  綺堂真一郎!!」

純一は表情を変えずに言う。

「ははっ、流石はウィッチ・クイーンの孫だね。一部でしか囁かれていないその情報を知っているとは!!」

それに対して真一郎はあははと破顔する。

だが、その時だった。

シュン!!

何処からか風が吹いてピンクの髪をした女性が現れた。

「さくら何で来たの?今、いい所なのに」

真一郎はピンクの髪の女性さくらに向かって言う。

「真一郎さんの帰りがあまりにも遅いので来たんですよ。それよりも今は退きますよ。私達にはまだやるべきことがあるのだから」

「ああ、そうだったな……」

真一郎は少し考えたがさくらの言葉通りにすることにした。そして…

「朝倉純一さん、今夜は面白いものを見せていただきましてありがとうございます。でも、次会った時は殺しますよ」

さくらはそう言うと真一郎と共にその場から姿を消した。



真一郎達が去ってからから数分後……

「おいアンタ、そいつどうだ?」

純一は那美に恭也の状態を聞く。

「……何とか息を吹き返しました。でも、傷を何とかしないと……」

それを聞いて純一は……

「アイシア、すまないが頼む」

「分かりましたわ。」

アイシアに恭也の治療を頼む。

「……このままだと少しヤバいですわね。ならば……『癒しの風』」

アイシアは自分の周囲に『癒し』を含んだ風を吹かせて恭也を治癒した。それによって恭也の傷は全て消えた。だが……

「まだ……意識が戻っていません」

そう。那美の言う通り恭也は目を覚まさない。

「兄さん、これはもしかしたら……」

「ああ、あれしかないな。そうなると俺達でも対処の仕様が無い。自分自身で何とかするしかないな」

その時だった。那美が手を上げて質問する。

「あのう、どういうことなんでしょうか?」

「簡単に言うとこいつ自身が覚醒しない限り目覚めないってことだよ。まだ覚醒してない『呪われた子供』が意識を失うようなダメージをうけるとこうなるんだよ」

「では、どうすれば……」

「誰も何もできませんね。こうなった以上、自分自身の力で覚醒するしかないです」

「もし覚醒できなかったら……?」

「死ぬだけだ」

「!!」

那美は純一のその言葉に驚愕する。

「悪いけど、俺達ができるのはここまでだ。後はコイツの精神力に賭けるしかない」

純一はそう言って立ち去る。

「あっ、兄さん待ってくださいよ」

「すみませんが失礼します」

音夢とアイシアもそう言って純一のあとを追う。

そして、その場に残された那美は……

「そんな……誰もどうすることもできないなんて。恭也さん……」

まだ目を覚まさない恭也の無事を祈るしかなかった。


PM8:40  海鳴市  某ビルの屋上

「……流石はウィッチ・クイーンの孫ね。あの女ですら会得出来なかった『合一法』を簡単に使うなんてね」

獣耳を付けた女性が金髪の黒衣の少女に言う。

「……ええ。でもアルフ、あの人だけでなく音夢とアイシアという二人もかなりの魔力を持ってる」

金髪の黒衣の少女は獣耳の女性アルフに向かって冷静に言う。そして……

「そう?私は分かんなかったわよ。あの二人からはあんまり魔力を感じなかったから」

アルフはそう言って鞄の中からドッグフードを取り出して食べ始める。そして……

「んで、あいつは大丈夫なの?綺堂家当主の攻撃をくらって倒れちゃったけど…」

アルフはドッグフードを食べながら恭也を指差す。

「大丈夫。彼はあんな傷では絶対死なないから」

金髪の少女は自信たっぷりに言う。

「でもさ、フェイト。私達が助けてあげてもいいんじゃないの?元々私達のせいなんだしここであいつが死んでも問題だしさ」

アルフは金髪の少女  フェイトに向かって言う。

「それはそうだけど……でも覚醒せずに死んだら彼はそれまでの人だってことよ。だから、気にすることはないわ。それより気になるのは…」

フェイトはそう言うとポケットからペンダントを取り出して映像を映し出す。映し出されたのはことりと桐花の掛け合いだった。

「二人の姫神……『管理者』の存在」

「あ〜それと確かにそうね」

フェイトとアルフはそう言うと映像の光景に注目する。



 同時刻  海鳴市  佐伯邸  中庭へと続く通路
 
桐花は名雪からの刺客を倒した後に中庭へと向かったが、その途中でことりと出会ってしまう。

「雨流さん……貴女何者なの?さっき偶然貴女の戦いを見たけどあれは『姫神』の技だった」

ことりは桐花に質問するが…

「すみませんが今は急いでいるんです。通して下さい。」

桐花はことりを無視して先へ進もうとする。が…

「じゃあ、何で急いでいるの?もしかして祐一くんに又何かあったんじゃ…」

「そんなの……貴女には関係ありません」

桐花は少し不機嫌な顔をして言い返す。そして、ことりの方は桐花のその言葉を聞いてムッとくる。

「そんな言い方はないんじゃないんですか?」

「ご不満でしたか?なら、戦って私を吐かせますか?そうだと言うのなら私は急いでますから手加減しませんよ」

そう言ってシグ・ザウエルとベレッタM92Fを手に持って構える。

「…こういうのは余り好きではありませんが、その様子だと話す気はないみだいだね。本当のことを喋ってもらうには戦うしかないようだね」

ことりもそう言うと意識を集中して「風雅」を出す。

「そんな時代遅れの武器で私に勝てるとでも思っているのですか?」

「やってみなければ分かりませんよ」

両者は睨み合う。そして…

「「勝負!!」」

その声と共に二人は攻撃を開始するが……


ガキン!!


お互いの攻撃は途中で止まる。いや、止められた。

「えっ、貴女は…?」

「この道は、もしかして…『天眼の巫女』?」

其処には…艶やかな長い黒髪を垂らした可憐な少女がことりと桐花の間に立っていて二人の攻撃を扇で止めていた。

「『姫神』さん達何をやっておるんどすか?神楽くんのことが心配なのは分かりますけど……今はそんなことをやっとる場合では無いのではと思いますけど」

黒髪の少女はそう言うと二人の攻撃を弾く。

「まさか、貴女は…」

ことりは黒髪の少女を見て何かを思い出したようだ。

                かみくらゆきね
「どうもはじめましてうちは神倉雪音と言います。こんばんは二人の『姫神』……この世界の『管理者』そして『神楽』の婚約者候補さん達」

長い黒髪の少女 神倉雪音はそう言うとにこりと微笑む。



同時刻  海鳴市  佐伯邸  中庭


「キエエエエエエッ!!」


「くっ…。」

グリフは風音に向かって大剣を振り下ろす。それを風音は避けるが…側にあった庭石は真っ二つに叩き割られる。

グリフの重い攻撃を風音が避ける。その繰り返しだった。そして、グリフもそれに気付く。

「ナゼ…オレニコウゲキヲシカケナイ!?」

グリフは一旦攻撃を止め風音に質問する。

「……戦いたくないんですよ。僕が戦うと周りの人が傷つくから…そんなのもう嫌なんですよ。誰も傷付けたくないんです」

「ソウカ……。」

「それに貴方は過去に会った気がするから……戦いたくないんです。だから、退いて下さい」

そう言ってグリフを説得する。だが…

「……ユルセン」

「えっ!?」

「アマイ、アマイナ。マルデコノヨデモットモコロシタイアイツミタイダ。ダカラコソ…ユルセン」

グリフはそう言うと再び風音に攻撃を仕掛けてきた。

「ちっ!!」

風音は慌ててグリフの攻撃を避けるが…その瞬間グリフは大剣の柄で風音の脇腹を突く。

「ぐはああああっ!!」

風音は避けきれず脇腹にダメージを受けて倒れる。そして…

「ソレニ、キサマノヨウナ『ノロワレタコドモ』……シンデモカナシムモノナドオルマイ。キガスムマデナンドデモツキサシテヤル」

グリフの大剣が風音に向かって振り下ろされる。



……僕が死んでも悲しむ人なんかいないか

確かにその通りですね

僕の所為でみんな傷つきましたから

それに僕は『呪われた子供』。何処にも居場所なんか無い

だから…僕なんかが死んでも悲しむ人なんかいない

だから…このまま死のう

その方がいい。きっといい

だが、その時だった


―――待ってよ。ゆう…くん―――

―――俺のことなんか忘れろよ―――

―――そんなことできないよ。どうしたの?どうしてそんなこと言うの?―――

―――俺のことなんか放っといてくれよ―――

―――できないよ。どうしてそんな悲しいこと言うの?―――

―――『ゲーム』の生き残りである俺なんかが死んだって誰も悲しむもんか。だから、何処で何しようが何処で野垂れ死にしようが俺の勝手だろう―――

―――私が悲しむよ、ゆう…くん。それじゃ足りないかな?それじゃダメかな?―――


今のは何だったんだろう?

分からない。でも、あの人……彼を励ました人は間違いなくことりさんだった

あの時と同じだな


そうだ。僕はまだ死ねない。死ぬわけにはいかない

こんな僕にも……仲間がいるから。僕の死を悲しむ人がいるから……

それにあの時……水族館であの娘を助けることができなかった時僕は誓ったんだ

―――もう同じ事は繰り返さない、どんなことがあってもみんなの笑顔を守ると―――

そのことを思い出すと僕は立ち上がる。



それから数秒後…

「シネ!!」

グリフは大剣を風音に向かって振り下ろす。だが…


ガシッ!!


振り下ろし切る少し前に風音に腕を掴まれる。

「ナニッ!?」

グリフは驚きを隠さずに叫ぶ。そして風音はゆっくりと立ち上がった。

「チッ、コノシニゾコナイガ」

「ええ、僕は諦めが悪いんですよ。このまま……終わるわけにはいきませんから」

「クッ…」

グリフは風音の気迫に驚き数歩後ろに下がる。そして…

「ドウヤラスコシハヤルキニナッタヨウダナ。ナラバ、コッチモイノチヲステルカクゴデヤッテヤル。」

そう言うと大剣を再び構える。

こうして、戦いが再開された。この戦いの黒幕である氷村遊の存在に気付かずに……
 
 
to be continued . . . . . . .



あとがき
 
菩提樹「どうも菩提樹です。又、投稿までに2ヶ月近くかかりました。本当に、すみません。では、今回のゲストは…。」
アイシア「アイシアです。…今回は朝倉さんに出番を取られててあまり出番はありませんでしたね。」
菩提樹「ええ、今回は純一に活躍してもらいたかったのでこうしましたすみません。」
アイシア「そうですか?でも、私の扱いはどうなっているのですか?コンプの原作やアニメではちょっとした魔法しか使う事ができませんが……。」
菩提樹「魔法使いです。原作よりもバリエーションは多いので期待してください。」
アイシア「そうですか。それと白河さんと雨流さんの戦いを止めた神倉雪音さんはひょっとして…。」
菩提樹「はい、神無月さんの「集まれ!キー学園」で登場する神倉雪音さんです。私が投稿したキャラでしたのでこのSSでも思いきって登場させました。」
アイシア「成る程。でも、神楽さんとグリフさんの戦いはどうなるのですか?」
菩提樹「次回で決着をつけます。そして恭也はどうなるのか、『姫神』とは何なのかも詳しく書いていきます。それでは今回はこの辺で。」
アイシア「そんなに書けるのですか?」
菩提樹「書けます。いや、書いてみせます。」