3月30日―――PM 2:08 海鳴市 月村邸
「こ…これは一体誰がこんなことを…?」
恭也と共に帰宅した忍は半壊した自分の館の有様に驚愕する。
そして、少し進んで機能停止状態のイレインを発見した。
「嘘でしょう?『最終機体』のイレインまで…。」
その時だった。
「忍、大変だ!!ノエルが…。」
中庭の様子を見回っていた恭也が戻ってきた。
「えっ…恭也。ノエルがどうしたの?」
「いいから…すぐに中庭に来てくれ。」
恭也はそう言うと忍の手を引っ張って中庭へと走る。
そして、中庭に着いて忍は再び驚愕し悲しんだ。
「ノ…ノエルまで。」
忍は機能停止状態のノエルに触れる。そして…
「嘘でしょう…ノエル…。目を…開けてよ。ノエル…ノエル…う…うわああああああっ!!」
泣いた。
「忍…落ち着け。」
「えっ…。」
「ノエルは…エーディリヒなんだ。俺達とは違って修理すれば何とかなるかもしれないだろ。」
「はっ…。」
恭也のその言葉で忍は冷静さを取り戻す。
「そうだね。まだ…何とかなるかもしれないわね。ごめんね恭也。確かめもせずに簡単に諦めようとして。」
「気にするな。それと…謝る相手が違うだろ。」
「そうだったね。ノエル…ごめんね。簡単に諦めかけて。」
忍はそう言うと腹部に突き刺さったノエルの手を引き抜き、ノエルの内部を調べる。
コア
「核は無傷だ。良かった。まだ…何とかなるよ。」
忍はノエルの状態を診て安堵の溜め息をつく。だが…
「恭也どうしたの?な…何よこれ!?」
恭也が思案顔であったので声をかけるが…恭也が見ていた館の壁に書かれた文字を見て忍も驚くしかなかった。
壁には…ノエルの内部循環液を用いて書いた所為か文字の色は赤かったがこう書かれていた。
We are Sanctuary.
(我等の名はサンクチュアリ。)
We kill Vampire!!
(吸血鬼を殺す!!)
そして月村邸の屋根では彩が二人を監視するかのように立っていた。そして…
「…この調子だと彼等の海鳴市脱出は難しくなりそうですね。やはり、そろそろこの私も動くべき時ですね。七瀬さん達の組織が動いたからには放っておく訳にもいきませんし。」
彩はそう言うとその場を立ち去った。
Tear...
Story.31 時間は刻一刻と…
その頃さくらは…
「ちっ、邪魔だよ。」
佐伯家を包囲していた「龍」の黒服と戦っていた。
「殺せ!!あのガキは只の『呪われた子供』じゃねえ。魔女の血を引く者だ。」
「ああ!!分かってる。」
黒服達はそう言うと一斉にさくらに攻撃を仕掛けた。だが…
「人海戦術とは考えたね。でも…ボクには通用しないよ。」
さくらはそう言うと目を閉じて集中する。そして…
ブシュッ!!
ザクッ!!
ズシャッ!!
「ぐわああっ!!」
「ば…馬鹿な。」
「い…一瞬で。」
黒服達は全員出血した自分の腕や足を押さえながら絶叫する。戦える状態の者はいなかった。
「そっちが人海戦術ならこっちは魔力を両足と両腕に供給して身体能力を強化するだけさ。」
そう。さくらは自分の魔力を両足と両腕に供給して身体能力をアップしたのだ。
「よし。これで佐伯家を襲撃した人達は全て倒した。」
さくらはそう言うと佐伯家に入ろうとするが、その時だった。
シュッ!!
「くっ!!」
いきなり攻撃がとんできたのでさくらは再び右腕に魔力を供給してガードした。そして…。
「眞子ちん、いきなり攻撃してくるのはないんじゃないの?」
さくらは茂みに向かって言う。すると…
「それはさくらが自分が言った時間よりも遅かったからよ。」
茂みから出てきた眞子は冷静に言う。そして、さくらも眞子のその言葉で何も言えなくなった。
「…悪かったよ。中庭で『夜の一族』2体を相手にしていたからつい遅くなっちゃったんだ。」
「ったく、まあいいわ。時間はギリギリセーフだし。」
さくらと眞子はそう言うと佐伯家の中に入った。
PM 2:25 海鳴市 翠屋
翠屋では風音、ことり、望、桐花の話し合いが続いていたが、今度は桐花が質問した。
「神楽くん、今後の事についてですけどどうなされるおつもりですか?」
「今後の事ですか?」
「はい、そうです。今は3月で春休みの時期だからいいですが…来月からは又学校が始まります。藤宮さんや白河さんはまだいいですけど、神楽くんは…。」
「……そうでしたね。いつまでもここに居る訳にはいきませんしね。」
「…忘れてました。」
「…考えていませんでした。」
風音、ことり、望は頭を抱えながら答えた。
だが、その時だった。
「別にここにいてもいいわよ。」
「「「えっ!?」」」
3人は桃子のその言葉に驚く。
「風音くんが来たお陰で翠屋の売上も上がったし、恭也も風音くんには興味があるようだし、なのはもTVゲームで良いライバルが出来たって喜んでいるからね。」
「でも、3日前に僕の所為で翠屋が…。」
桃子は風音のその意見に対して笑顔で言った。
「そんなの別に気にしていないわよ。あれはどう見ても貴方の所為じゃないから。何だったらここに就職しない?その方が私も助かるし。」
だが、そんな桃子の勧誘を風音は…
「桃子さんの意見は嬉しいですが……それは無理です。ここにいたら又同じ事が起こる筈ですから。それに、これ以上関係の無い人を巻き込みたくないんです。だから…。」
「ここにいるのは無理って事?」
「はい、すみません。」
断った。
「そう、それなら仕方が無いわね。」
そして、桃子もそれを了承した。
それから数分後…
PURURURURURURU!!
いきなり望の携帯が鳴り出した。
「はい、もしもし藤宮ですが…わかば?」
『望ちゃんですか?いきなりですみませんが桃子さんに替わっていただけませんか?』
「うん、分かった。ちょっと待って。」
望はそう言うと携帯を桃子に渡す。それから暫くして…
「分かったわ。予定より早くなったけど気にしないで。」
そう言って桃子は携帯を切った。
「望、予定変更で今日帰ることになったらしいわ。」
「えっ…今日ですか?」
望は桃子のその言葉に唖然となる。
「うん。何やら望達の通う学校の始業式が予定よりも早くなったから今日帰らないと間に合わないそうよ。」
「そんな、いきなり…今日帰るって。帰る準備していないのに…。」
「それなら心配ないわ。わかばがもう終わったって言ってたから。」
「そうですか…。」
望はそれを聞いて何も言えなくなった。
「それと風音くんとことりちゃんと眞子ちゃんと風音市に来てくれってさ。」
「「えっ…。」」
風音とことりはそれを聞いて驚いた。だが、その時だった。
「すみませんが、退席してもいいですか?そろそろ夕方の仕込みが始まりますので…。」
風音はそう言って立ち上がる。
「別に構いませんよ。お気になさらずに。私もその方が都合がいいので…。」
「は、はい…。」
風音はそのまま仕事に戻った。そして…
「これでやっと素直に話せますね。白河ことりさんに藤宮望さん。」
桐花は表情を変えずに言う。
「ど…どうして私達の名前を…。」
「私ならとにかく望さんの名前まで。やはり貴女も…。」
望とことりは驚きを隠せなかった。
「…どうやらその様子だと白河さんは私の正体に気付いているようですね。」
桐花はことり達とは反対に表情を変えずに答える。
「ええ。貴女も川澄さんと同じく…。」
「その通りです。私も怜さんと同じく反『夜の一族』組織「Sanctuary」のメンバーで七瀬留美さんの同志です。」
「「!!」」
桐花のその言葉にことりも望も驚愕するしかなかった。
「でも、白河さん。いつその事に気付かれたのですか?」
「昨日の名雪さんが去った後の沢渡さんを治療ていた時ですよ。私達は彼女を救おうとしたのに貴女は何もせずに傍観していましたから。」
桐花はことりの気付いた理由を聞いて少し驚く。
「…大した洞察力ですね。たったそれだけで私の正体に気付くとは。」
桐花はそう言ってフッと笑う。
「貴女…どうして「Sanctuary」に?」
「何でだと思います?」
桐花はことりの質問を質問で返す。だが、その時だった。
バン!!
望が桐花の態度に頭にきたのかテーブルを思いっきり叩いたのだ。
「真面目に答えて下さい!!答えになってません。」
望はそう言うと再び席につく。
「…馬鹿にするような事を言ってすみませんでした。」
桐花はそう言って望にペコリと頭を下げる。
「さっきの私が「Sanctuary」に入った理由についてですが二つあります。一つ目は相沢くんを見つけ出して保護する為です。反『夜の一族』は他にも沢山存在しますが、「Sanctuary」が一番行動し易かったので入ったそれだけです。」
「では、『夜の一族』に対する復讐とかではないのですね?」
「ええ。と言っても、あちらから攻撃した時は正当防衛で殺しますけどね。」
「じゃあ、二つ目の理由は?」
今度は望が桐花に質問した。
「水瀬名雪達6人を再殺する為です。」
「えっ…。」
「どうしてそんな事を…。」
ネクロマンシー
「簡単な事です。死者は現世に留まってはいけないからです。それに、元々死体蘇生術は生と死の法則をでたらめにする術です。それに、彼女…名雪を再殺する理由はそれだけではありません。」
「まだ、理由があるのですか?」
「はい。彼女の場合は依頼されているんです。彼女の母親である水瀬秋子に。『私達親子が道を違えた時は……秘術師である貴女が私達を倒してくれ』って。」
「「……。」」
二人は桐花のその答えを聞いて何も言えなくなった。
「今、お話できる事はここまでです。それでは、又お会いしましょう。」
桐花はそう言うと留美から頼まれたシュークリームを注文し、会計を済ませて出て行った。
PM 3:30 海鳴市 海鳴埠頭 第二倉庫
海鳴市 海鳴埠頭の第二倉庫そこは「龍」の海鳴市部だった。そして、其処には氷村遊と白衣を着た女性がいた。
「ドクター・佐和田、彼の調子はどうかね?」
遊は側に控えていたカプセルを見ながら言う。
「今の所順調です。ですが、自我が強いので今までの様に能力を目覚めさせる事は…。」
白衣を着た女性 佐和田は表情を変えずに状況を報告する。
「フン。まあ、それも仕方が無い。南森や中崎とは違ってこいつは…相沢祐一の親友だった男だからな。現に久瀬が蘇生させた時も俺達に攻撃してきたくらいだしな。」
遊はカプセルの中に入った金髪の少年を見て舌打ちする。
「ですが、洗脳でしたら可能です。彼の今までの記憶を消去して新たな記憶を与えれば我々の操り人形にする事が出来ます。」
遊は佐和田のその説明を聞いてニヤリと笑う。
「そう。なら、それをやってくれない?」
「いいのですか?絶対にうまくいくとは限りませんよ。」
「別にいいさ。その時はその時だし。」
「分かりました。それでは、処置を開始します。」
佐和田はそう言うとカプセルを制御するパソコンのキーボードのEnterキーを押そうとするが…。
「待った。どうせならあいつ等に対する憎しみの記憶を与えてくれないかい?その方が面白そうだし。」
バーサーカー
「それは可能ですが…洗脳しても制御が難しくなりますよ。只の狂戦士になってしまいますから。」
「構わないよ。やってくれ。」
「分かりました。」
佐和田はそう言うと少しパソコンのキーボードを叩いてからEnterキーを押した。
すると…カプセルの中の少年の髪が金髪から白髪に変化し、目覚めた。
パリィィン!!
そして、白髪の少年はカプセルを叩き割って外に出てきた。
「アイザワ……ウリュウ……コロス……コロス……コロシテヤル……。」
そんな彼の様子を見て遊と佐和田は…
「どうやら上手くいったみたいですね。」
「ああ。感謝するよドクター・佐和田。」
遊はそう言って笑う。そして…
「この様子だともう北川潤とは呼べないな。ならば、俺がお前に新たな名前をやるよ。グリフォンにちなんでグリフと言う名をな。」
遊はそう言うと再び笑った。
PM 3:40 海鳴市 さざなみ女子寮
その頃さざなみ女子寮では急遽フィリスが引っ越す事になったので寮のメンバーで荷造りをしていた。
「こ〜すけ、小物は全部段ボールに入れ終わったぞ。」
「ああ、ありがとう。じゃあ次は…。」
「テレビですね。」
「うん、じゃあちょっと手伝って。」
「はい。」
そして、フィリスは…
「あのう、私も少しは自分でやりたいんだけど…。」
「ダメダメ。フィリスはリビングでくつろいでて。」
自分も荷造りをしようとしたら姉であるリスティに止められた。
「でも…。」
「引越し先は風音市だろ。ここから遠いんだから今は身体を休ませておけ。」
「はあい…。」
そう。フィリスが引っ越す事になったのは今日、海鳴大学病院でいきなり学長から風音総合病院への転勤を命じられたからだ。
フィリスも突然の事なので納得がいかず反論したが、辞令まで渡されてしまったので何も言えなくなった。
「ふう…でも、皆さんすみません。」
フィリスはそう言って謝る。
「別に気にしなくていいよ。」
「そうそう。あっちでカザネって奴との恋が上手く行けばそれでチャラにしてやるから。」
「リスティ〜!!何で貴女がその事を〜!!」
フィリスは顔を真っ赤にしてリスティを追いかける。…がその時だった。
ドクン!!
猛烈に嫌な予感がしたのだ。
(な…何だろう。この嫌な感じは。)
フィリスはそう思うと辺りを見回す。だが、怪しい者はいなかった。だが…
「すみませんが…少し翠屋に行ってきます。何か嫌な予感がするので…。」
「ああ、行ってらっしゃい…。荷物は今日中に送るから。」
「気をつけてな…。」
耕介とリスティは黙って了承した。
そしてさざなみ女子寮近くの森では…
「ふう。危うく感づかれるところでしたね。一応、気配は消しましたのに。」
ストールを持った少女は溜め息をつく。
「でも、まあいいです。今のHGSの使えないフィリス矢沢なら簡単に殺す事が出来ますから。」
ストールをもった少女はそう言うと姿を消した。
PM 4:00 海鳴市 ファミレスWest Town
場所は変わってここファミレスWest Townでは…
「二見姉妹はソフィアに頼んで昨夜のうちに風音市に送ったからいいですが…。」
「問題は望ちゃんとわかばちゃんに風音総合病院に勤務する事になったフィリス先生に…。」
「神楽と白河嬢と水越妹だな。」
彩と勤と杉並が海鳴市脱出計画の事で話し合っていた。
「そうだな。特に神楽については七瀬達の組織が何かやってくる事は間違いないしな。」
「しかもその行動が全く読めへんしな。」
「ええ、でもあちらも同じ計画を立てている事は間違いないです。」
「そうだな。」
「そうやな。」
杉並と勤はそう言って頷く。
「それと脱出の際は人数を分散する必要がありますがどう分けます?」
「二手に分ければ充分じゃないんか?6人なんやし。」
「そうですね。では、メンバーは…。」
「神楽・藤宮姉・フィリス嬢に白河嬢・水越妹・藤宮妹でいいと思うが…どちらにも治療系の能力者は必要になってくると思うし。」
「そうですね。私はこの振り分けでいいです。」
「わいも賛成や。」
二人は杉並の案に賛成する。
「それで私達はサポートということで影から彼女達を守る事にしましょう。」
「ああ。それならば、俺は白河嬢達のサポートにつこう。」
「なら、わいは…「望さん達のサポートは私がつきます。」彩ちゃん酷いで。(泣)」
彩が割り込んで勤の言葉を打ち消す。
「で…わいは…。」
「橘さんは一足先に風音総合病院に戻って私達の動きを監視と指示をお願いします。今ならまだ『夜の一族』の警戒も『龍』の警戒も大した事ないですから。」
「トホホ…。わいも望ちゃん達を守りたいのに…。(泣)」
「当然だ。病院を脱走してここまで来たのだからな。」
「そうです。貴方の実力は凄いですが今の状態では平常時の半分以下ですよ。」
彩は表情を変えずに言う。
「帰りたくないのにな…紫光院にドヤされるからな…。(泣)」
「自業自得です。」
「だな。」
「トホホ…。(泣)」
勤はそう言うと一足先に風音市に戻る事にした。そして…
「杉並さん。芳乃さんに連絡をお願いします。」
「ああ、分かった。」
杉並もWest Townをあとにして、佐伯家にいるさくらの元に向かった。
同時刻 海鳴市 山神教会
「…ただいま帰りました。」
桐花はそう言って買って来たシュークリームを留美に渡す。
「ああ、お帰り。どうだった、翠屋は?」
「白河さんが私の正体に気付きました。それと、予想通り相沢くんは彼女達と共に風音市に行くそうです。」
桐花は翠屋での出来事を報告した。
「やっぱ『Wind』が動いたようね。でも、それも予想通りだけど。」
留美はそう言って笑う。
「でも、それは『龍』と『夜の一族』も気付いていると思います。だとしたら、結構大変ですよ。私達の誰かを動かさないと…。」
「ああ、そうだね。だから、桐花貴女が相沢を守ってくれない?」
桐花はそれを聞いて悲しげな顔になる。
「…あれ、どしたの?てっきり喜んで受けると思ったのに。」
「ええ。白河さんと藤宮さんは私を信用していませんから。」
「そうだね。でも、私は相沢の件は貴女にしか信頼して頼めないんだ。1ヶ月前の『ゲーム』で相沢のパートナーだった貴女にしか…。」
「七瀬さん。」
「それに、さっき怜さんから連絡があったんだ。『ゲーム』の犠牲者である北川潤が復活したってね。」
「えっ!?」
桐花はそれを聞いて愕然となる。
(この前は同居人で今度は親友ですか…。何処まで彼を苦しめれば気が済むのですか。)
桐花はそう思うとぎゅっと握り拳を作る。その手からは血が出ていたが気にならなかったし痛みも感じなかった。
to be continued . . . . . . .
あとがき
菩提樹「どうも菩提樹です。遅くなってどうもすみません。ネタの整理が上手くいかなくて何度も書き直してたら完成するのに遅くなりました。でも、今回もインターミッション的なお話ですね。さて、今回のゲストは…。」
北川「北川潤だ。やっと俺が登場したけど…こういう役かよ。」
菩提樹「はい。OVA版『とらハ』を見た時から君の登場はこうしようと決めていましたので。」
北川「そうか…。じゃあ、何であんな狂戦士と同一人物にした?(怒りを抑えてます)」
菩提樹「君とグリフの声優さんが一緒の人だったから。」
北川「ガクッ!!(こける音)」
菩提樹「あれ、外しました?」
北川「コロス!!(怒)」
菩提樹「あっ…北川君がグリフモードになってしまいましたので私は逃げます。次回から海鳴市脱出編です。それでは又〜!!」
北川改めグリフ「マテ〜ッ!!コノクソサクシャ〜ッ!!」