守って!守護精霊
(Kanon:)
 第2話「精霊佐祐理・降臨」 
written by シルビア  2003.11-12 (Edited 2004.3)

 


「私はあなたに召喚された守護精霊、佐祐理……」






相沢祐一、10才の少年であった。

相沢家の家にただ一人で住んでいた。
両親がいないわけではないのだが、帰ってくるのは年のうち数日であった。
だから、祐一は年のほとんどを一人で過ごしていたのだ。

一軒家の大きさに一人住まいなので、時折、祐一を好きな女の子が遊びにきたりして
いたので、それほど退屈な日々というわけではなかった。

女の子の中に、祐一ととりわけ仲のいい幼なじみの子がいた。
2軒ほど離れた家に住む同い年の少女、月宮あゆであった。


「あゆ、何をそんなにじっとみてるんだ?」

「祐一君、あれ……」

少女の指さす先にはクレーンゲームの大きな箱があった。

「ああ、あれはクレーンゲームっているんだよ。
 箱の中にある景品をクレーンでつかみ取れば、その景品をもらえるんだよ。
 あゆ、やってみるか?
 どの景品が欲しい?」

「うん。
 あの輪のついて天使さんのお人形がほしい。
 ボク、頑張って取る!」

「じゃ、お金いれるぞ」

がちゃりん、がちゃりん

うぃーーーーーーーん。           (あ、いい感じ)
うぃーーーーん。              (やったー、ぴったりだー)
ぶおぶおぶおぶおぶお、きゅーん、      (やった〜、掴んだ〜!)
ぐいっ、がちっ               (あ〜〜〜落ちちゃった)
うぃーーーーん、うぃーーーーーーーん。   (……)

「残念だったな、あゆ」

「ボク、あのお人形さん……欲しい。欲しい!」

「じゃ、今度は俺がやってみるぞ。
 こうみえてもクレーンゲームの祐ちゃんとよばれてるんだ。
 任せておけ、好きなものをとってやるぞ」

「うん♪ 祐一君、がんばって」

最初は元気はつらつだった祐一であったが、そう簡単に景品がとれようはずはない。
次第に、祐一の顔が暗い表情になった。

「残念……」

「がっかりするなよ、あゆ。今度ちゃんととってやるからさ」

「本当? 約束してくれる?」

「ああ、約束する」

「じゃ、指切り! 約束だよ」

…………数日後

(やったぞ〜、あゆ! あゆ、これ見たらきっと喜んでくれるな)

祐一はようやっとクレーン・ゲームで手に入れた人形をポケットに忍ばせて、
二人の"学校"、すなわち森の秘密の場所に向かっていた。

「おーい、あゆ〜〜〜〜。いないのか〜。
 チェッ、せっかくこの人形取ってきたのに〜」

祐一はポケットから人形を取り出しては、その人形をじっと眺めた。

「祐一君、こっちだよ〜、上だよ上〜……」

「あゆ、そんなところにいた……あっ」


突然、強い風が少女の体を揺すり、あゆはバランスを失った。
小さい体がまるでスローモーションのように、木の枝から地面を目指して落下した。


(あゆ〜〜〜〜〜〜〜〜!)

少年はその場を駆け、あゆのいた大樹の方に走っていく。
思わず、手にもっていた天使の人形をより強い力で握りしめていた。
それは、まるで祈りを込めるかのごとく……助けたい……その一心で。


------その瞬間


天使の人形が光り、その光が祐一の手の隙間からこぼれるように輝いた。
祐一の横から突如、はっきりとした人声が聞こえた。


そこには、一人の少女が姿を現していた。
少女は素早く、つぶやくような、だがはっきりした声で詠唱している。

『セレブレート サユリ、マイ ウィーナス。……』

少女の手に2尺ほどの杖が現れる。
杖の先にある紋章を象ったオブジェが光り輝く。

少女は杖の振り回し、それを1回転させ、薄いピンク色の残光の円を空に描いた。
さらに、杖のオブジェの光が、円の内側に、☆形の光の残光を描く。

『……ギブ ミー ア ジェニウス アルテミス ワーク。……コール』

少女が☆の中央に両手を添え、手の中に光りの弾を作る。
そして、その弾を☆の中央にめがけて撃った。

光弾は☆の中央を貫き、その姿を光に包まれた人影のようなものに変えた。
人影らしきものは、光の弓を引き、光の矢を放った。

光の矢の先が、あゆの体すれすれにスカートに命中し、少女の体ごとスカートを大樹の幹に刺して止まった。
あゆは大樹にその小さな体をぶらぶらさせた。

『……ギブ ミー ア ジェニウス タイタン ワーク。コール』

光弾があゆの下の土に放たれた。
その辺り一面の土が突如割れ裂け、そこから現れた光の人影があゆを包んだ。
あゆの体が光の人影によって降ろされるように、ゆっくりと地面に降ろされた。


祐一は走りながらみていたその光景に度肝をぬかされたが、その足はあゆの方へと
まっすぐに向かっていた。

「あゆ、あゆ、大丈夫か?」

祐一は少女を抱きあげ、

「あれ? どうして……ボク、木から落ちた?……あれ、体がなんともない」

「え? あゆ、どこも痛くないのか?」


祐一が不思議がっていると、背後から少女のはっきりとした声が聞こえた。

『お二人とも心配はいりません。アルテミスとタイタンがお守りしたのですよ』

「え? お姉さん、誰?」

「お姉ちゃん……助けてくれたの?」

『はい。その前に、少しお待ちください』

少女は光の円陣を手に持っていた杖の先に吸い込むと、杖を小さくして手の中に納めた。


「その人形はあなたのものですね?
 佐祐理はその少女を救いたいというあなたの気持ちを受け取り、お助けしました」

紫のリボンをつけた少女は祐一の持っていた人形に視点を落とし、祐一に尋ねた。
淡い紫の衣のドレスを身にまとった少女は、少年より少し年上の趣がする。

「あ……ああ。確かにこれは俺の人形だけど」

「あなたはその人形を手に持ち、少女を救いたいと心に思っていましたね?
 佐祐理はあなたの気持ちを叶えるためにこうしてここにやってきました」

少女はゆっくりとした、それでも明るい感じの口調で話をすすめた。

「私はあなたに召喚された守護精霊、佐祐理といいます。
 私のことは佐祐理と呼んで下さい。
 あなた達のお名前を伺っていいですか?」

「あ、相沢祐一。こっちの女の子は月宮あゆ」

「そう、相沢祐一様と月宮あゆ様ですね」

少女は祐一達の名前を確認すると、祐一の方に目を向けて話を進めた。

「相沢祐様、これからはご主人様と呼ばせていただきます」

佐祐理はその場に正座するかのように畏まり、両手を差し出しては丁寧に四つ指をついて挨拶した。

「え〜〜〜〜〜、ちょっと待ってよ。それにご主人様っていわれても?」

「ご主人様がその人形を使って私を召喚したのです。
 故に、あなたは佐祐理のご主人様となります。
 ……でも、どうやら、先にその人形について教える必要がありそうですね。
 その人形は女神ウィーナスの流した"女神の涙"の化身です。
 その人形は、心が純粋な持ち主の願いに答え、守護精霊を召喚する力があります。
 そして、佐祐理は人形を通じてあなたの願いを受け取り、こうして召喚されました」

「この人形が?守護精霊の召喚?」

 かつて、美の女神ウィーナスは己の嫉妬により、心の純粋な者の命を奪ってしまった。
その時にウィーナスが己の為したことを悔やみ、流した涙が"女神の涙"であった。

その涙は地上に舞い降りて形を変え、1つの人形の中に吸い込まれた。
それが、奇跡を起こす人形、そう、祐一の持っていた人形だったのだ。
だれもが、この人形を用いて守護精霊を召喚できるわけではなかった。
そう、心に純粋な気持ちがあって、願いを叶えてほしいという希望があることが
召喚にあたっての前提条件であった。

ウィーナスは心の純粋な者の願いを叶えることで、自らのなした失敗への贖罪とした。
その贖罪を果たすがために、遣わさるのが守護精霊と呼ばれる少女達である。

 守護精霊は心の純粋な者の願いを叶え、その想いの記憶をウィーナスに送り届ける、 その役目のために召喚をした者の側で一緒に暮らすのだ。

そして、召喚者が一定の願いが叶うか、もしくは、召喚者が純粋な心を失った時、
守護精霊はその役目を終える。


「これからは、あなたのお側で、佐祐理の力を以て、あなたをお守りいたします。
 それが守護精霊たる私の役目なのです。
 ご主人様、よろしくお願いします」


 今、祐一の元に、一人の守護精霊が降り立った。
 その姿はみかけは人と全く変わらず実体をもち、片や、特別な能力を持っている。


-------が、今の祐一にとっては、それを理解するのは困難だった。


「よくわからないけど、とりあえず、ご主人様ってのはやめてくれないか。
 俺のことは祐一とでも呼んでくれればいいから」

「ご主人様を呼び捨てにはできませんので、それはできません。
 "祐一様"とお呼びするということでよろしいですか?」

「ああ、それで頼む」

「ね〜、それじゃ、お姉さんがボクを助けてくれたの?」

あゆはしばらく祐一と佐祐理の話しをぼーっときいていたが、ふと口を開いた。

「ええ。間に合って良かったです」

「ありがとう、お姉さん」

「確かにそうだな。あゆを助けてくれてありがとう、佐祐理さん」

「ね〜、祐一君、何かお礼しなくていいの?」

「そうだな、佐祐理さん、とりあえず家においでよ。お礼になにかご馳走でもしたいし」

「はい。ではお邪魔させていただきます」

祐一は佐祐理を相沢家に招いた。
あゆが心ばかりの料理を作った……のはいいが、あゆの料理はとんでもないものだった。

「すいません、佐祐理さん。俺が何か作れればいいんですが……」

「ふふ、祐一様。佐祐理が手伝いましょうか?」

その後、あゆはすっかりふくれっ面になりつつも、出された料理を口にした。
祐一は、心の中であゆが助かってよかったと思いながら、あゆの表情を茶化しながら、料理をたべていた。

佐祐理は時々笑みをうかべては、そんな二人を優しそうな瞳でみつめていた。
佐祐理にしてみれば、仲のいい男女が自分とその弟とのかつての姿に見えたのだろう。


佐祐理は祐一達が食事する姿をみながら、一弥の事をおもいだした。


----------自分が守護精霊になった時のことを


『少女よ、よくきたな』

「あなたは一体誰ですか」

『冥界の王ハデス、君たち人間界からはプルートと呼ばれることもある。
 死の国を司る王だ』

「死の国?」

『そうだ、死の国だ。
 神のいる天界、君たち人間のいる地上、そして死の国、これらが全て。
 死の国は地上で生を終えたモノの還る場所、そして、地上に新しい生命を誕生させる始まりの場所だ。
 だが、地上が新たな創造を産む場所なら、ここは全てを捨て去り葬る場所だ。
 生きている中で生み出した全てをゼロに戻す、そうして再び生み出していけるようになる』

「それは、例えるなら、私のこの身や、私の人として生きてきた記憶を全て失うということですか?」

『それも一つの真実なのだが、それだけではない。
 だが、少女よ、お前をここに呼んで私が直に話すのは、理由があるからだ』

「理由?」

『佐祐理という名の少女は、今は冥界にくる運命ではなかったのだ。
 神の悪戯の為した結果であって、運命ではなかったのだから』

「なら何故、私はここにいるのですか?」

『それは、佐祐理、運命に逆らって、お前自身がそう望んだからだ。
 だが、普通の死とお前の死にははっきりとした違いがある。
 それは、お前の死は神の為した行動の結果で生じたものであって、自然の摂理によるものではないからだ。
 要は手違いと言えるものだろう』

「手違いですか?」

『佐祐理よ、お前はもし弟の一弥が生きていたら、この場に来ることもなかった。
 そして、弟の一弥がお前を忌み嫌い、あげくに生きられなくなったのはエロスの矢の効果、すなわち神の言葉に翻弄された結果なのだ。
 佐祐理も一弥も、真に死を望むことやそういう寿命というものではなかった。さて、話の途中だか、少し、そのまま待って貰う』

『ハデス様、ウィーナス様とゼウス様よりハデス様に申し上げることがあります』

『ヘルメス、申してみよ』

『畏まりました。----という運命があり、その結果エロスの矢は一弥に向かっていったものかと』

『なるほど、事情はわかった』

『ハデス……』

『ペルセポネ……あの少女に何かを感じ取ったのか?』

『あの少女は多分……いえ、きっと……。
 あの少女は"スピカの少女"、私と同じ運命を背負った乙女ですね』

『お前と同じく、ウィーナスの目にとまったというわけか』

『ハデス様、かくなる上は……』

『ヘルメス、お前の言わんとしていることは既に分かっておる。
 それにしても、エロスは本当にドジな奴よ。
 だが、彼がいないと人は恋をしようとせず、種族の存続もまた危うくなるのも
 また真実だからな、叱るに叱れん。
 あのような息子を持っては、ウィーナスも気が気でないだろうな』

『では……』

『さて、少女よ、待たせたな。
 これより審議の結果を申し渡す。
 また、これは神の言葉ゆえ、絶対服従であると承知なさい。
 さて、心して聞くがよい』

「……はい」

『汝はまだ生が尽きていない。
 汝の宿命は神の行為によって歪みを生じた故、ここにやってきているのだ。
 よって、冥界に留まることならぬ。
 少女佐祐理よ、汝はこれからウィーナスの元に赴き、守護精霊としてウィーナスの
 ために働いてもらうこととする。
 ヘルメスが汝を神の世界に連れて行くから、後は彼についていくがいい。
 守護精霊がいかなる存在かは、ヘルメスが旅すがら語ってくれよう。
 やがて守護精霊としての役目が終わたなら、時の神クロノスの力を借り、汝のいた世界と時間に戻るがよい。
 そして、再び人間としての生を全うするがよい』

「……はい。
 ですがお伺いしたいことがあります。
一弥は、これからどうなるのでしょうか」

『一弥という少年の魂なら、心配はいらん。
 さしあたり、少年は汝と共にウィーナスの所に行ってもらう。
 しばしの間、ウィーナスに保護してもらうが、汝が守護精霊としての使命を全うした時、人間に転生し、汝の側に還ることとなる』

「本当ですか!」

「お姉ちゃん、本当だよ。ボクもさっきそう教えてもらったから」

『神の言葉に嘘はない。
 もとより、神エロスの矢に込められた神力の強さのため魂が肉体を離脱したが、
 本来の生命力を失ったわけではない。
 故に、少年の魂もまた、冥界に存在することは叶わぬ。
 汝と同様、再び生を全うする必要があるのだ。
 それに……』

『あなた……これは私からお伝えしましょう。
 少女佐祐理、あなたは私の力をもって守護するスピカ、その”スピカの乙女”なのです。
 しかし私が守護するあまり、乙女は幸せになるにはに辛い運命を経ることもしばしばあるのです。
 いかなる困難があろうとも、己の愛する者の幸せを願う心を失ってはなりません。
 そうすれば、スピカの乙女である貴方自身もきっと幸せになります。
 それは守護精霊となっても忘れてはなりません。
 そして、守護精霊としてあなたが出会う人が、きっと導いてくれると思います』

「はい」

『ハデス様、そろそろ……』

『うむ。行くがよい』

『少女佐祐理、少年一弥、参りましょう。それでは私の手を握ってください』

ヘルメスはハデスとペルセポネに一礼すると、佐祐理と一弥の手を握り、その靴に呪文を唱えた。
ヘルメスと佐祐理達の姿が光りに包まれ、やがて消えた。

そして、光が消えた時、その場に残ったハデスとペルセポネはお互いの方を向きあった。

『あなた……何故、あの事を仰らなかったのです?』

『守護精霊自身もまた一人の少女であることか。
 そうだな、あの少女が自ら純粋な気持ちで願うなら、その思いもまたウィーナスに
 届くということだ。
 だが、今のあの少女にそれの意味する過酷な試練を教示することは、酷でな。
 それに、あの少女が仕える人によっては自ずと知れることよ。
 今は、お前の伝えたことだけ心得ておけば良い』


-------天界にて

佐祐理達を包む光がやんわりと収まった。
佐祐理がゆっくりと目を開くと、目の前に人影のようなものをみつけた。

『私はウィーナス。
 この姿は仮の姿、そう、あなた達人間が私達神の姿を見ることは禁じられている故。
少女佐祐理、ようこそ私の許へいらしてくださいました』

「ウィーナス様……お初にお目にかかります。
 ハデス様よりウィーナス様の守護精霊としてお仕えするようにとのことで
 こうして伺いました」

『ヘルメスから伺いました。
 では、これから、私の守護精霊として働いてください。
 まずは、これを受け取っていただきましょう……』


『……これはあなたの精霊としての姿、』

佐祐理の体の周囲から螺旋状の光が走り、佐祐理の着ていた服が神秘なドレスに替わる。

『……そしてあなたに私の力を貸し与える神器です』

佐祐理の目の前に1本の杖が現れ、横たわっている。


『あなたがこの服を纏い、その杖を用いて願いを込める時、あなたの願いと言葉は神の言葉に準じた力を持ちます。
 それは、私の言葉と同じ通用力に類するものです。
 そして、あなたを補佐するために、多くの神がその力を貸してくれるはずです。
 しかし、その願いは純粋な心から発したものでなければなりません。
 そのために、あなたが守護する人の心もまた純粋でなくてはならないのです』

「純粋な心……」

『そう、純粋な心の持ち主の許に貴方は行き、仕えるのです。
 それは私の流した"神の涙"、それの宿ったモノ、それが導いてくれることでしょう。
 さあ、お行きなさい』

「お待ち下さい、ウィーナス様、一弥のことは……!」

『ハデスがあなたに伝えた通りです。
 あなたが守護精霊としての任を全うした時、共に人として転生することになります。
 ただ、エロスの矢の神力を消すため、それまでは私と共にこの地で過ごす必要があります。それまでは、私の許で彼の魂を預かることとなります。よろしいですね?』

「はい。ありがとうございます、ウィーナス様」

『今は、守護精霊としての任を全うしてください。
 それが今のあなたにとって最も大事なことです』

--------守護精霊 佐祐理の誕生であった。

(この少女は……"スピカの乙女"なのね。
 まったく、ハデスったら……憎い演出をするわね。……ふふふ)

ウィーナスは、心でつぶやいた。


そんなウィーナスの側で、相変わらずの光景が展開されたが、これは単なる余談である。


『エロス、だいたい貴方がドジなのがいけないんだからね!』

ウィーナスは側に来たエロスの頭をこづくと、そう言った。

『母さん、そんな事言っても、矢が勝手に飛んだから……』

『お黙り。神たるものが弁明なんて出来ると思ってるの?』

『……・』

 

(つづく)

後書き

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