コンテナから出ると、倉庫端にカエルのぬいぐるみが落ちていた。

拾い上げて確認してみると、特に誰のものじゃなかった。

「うーん・・・今日から君はケロピーだよ!」

大事にぬいぐるみを抱え、コクピットに向かった。































Snow・A・Snow 〜SF編B・水瀬名雪〜































コクピットには既にみんな揃っていた。

「状況を送信できない?」

少しあわてた様子のカトゥーがいた。

「はっきりした原因はわからないんだけど、どうも変なのよ。地球からの受信はできるけどこちらからの送信がうまくいかないの」

レイチェルが事情を説明している。

「船長はなんて?」

ヒューイが聞く。

「くわしく調べてから対策を考えようって」

「・・・カンペキにブッ壊れるまで待つってのはどーだ?」

カークが無粋な提案をする。

「そんな・・・」

「通信は一方通行じゃ意味がない今もうすでに地球とつながらなくなってるんだ。
とりあえず急いでこちらの状況を伝えなきゃ・・・」

「子アンテナの方は調べました?」

「そっちは大丈夫。この通信システムは日本のワタナベ式ウェイブステーション・・・
 親アンテナと子アンテナは独立しているから心配ないわ。」

「ああメンドくせえ!いっそ外に出て直接調べちまおう!
 なに、オレが行ってちょちょいっと直してきてやる!」

そういってカークが出て行った。

「しょうがない・・・カトゥー?カークといっしょに船外に出てくれるかい?

「いいですよ」

「それじゃエアロックへ行って手伝ってくる。後はコクピットにもどって君のサポートをするよ」

ヒューイとカトゥーもコクピットを出て行った。

「・・・もう少しで地球だから・・・ヒューイと二人っきりになる事はないと思ってたのに・・・」

おもむろに船内通信のマイクを握り、キーボードをたたき、船長室につなげる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だ?」

少したってから船長が出た。

「さっきのアンテナの件ですが・・・カークとカトゥーが船外へ出て直接調べることになりました」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかった、よろしくたのむ」

通信が切れた。

「・・・?具合でも悪いのかしら?」





気を取り直してエアロックに向かう。

エアロック内で何か物音がする。

「ふざけんな この野郎!」

カークがヒューイの胸倉をつかんで怒鳴っている。

名雪が止めに入る。

「オマエはひっこんでろ!」

怒鳴るカーク。

「ナユキに八つ当たりするのはよせよ」

必死になだめようとする。

「いちいちオレに指図するな!軽いジョークを真に受けやがって・・・
 忘れんなよ!レイチェルはオマエに愛想をつかしたんだって事を!」

掴んでいた手を離し、ヘルメットを被りながらハッチの前に行く。

名雪と肩がぶつかる。

「ウロチョロしてて外へ吸い出されないよう気をつけな!」

悪態をついていった。

「大丈夫かい?」

カトゥーの問いに首を縦に振る。

ハッチが開く。

二人が中に入っていく。

ハッチが閉まり、船外用ハッチ開く音が聞こえる。

そして、ハッチが閉まる。

「さっきは変なとこ見られてしまったな・・・人間っておかしいだろ・・・?」

自嘲めいたヒューイの呟きが聞こえた。






コクピットに向かう途中、ふとケロピーを見る。

ひどく懐かしく感じた。

あれは、高校2年のときだったか・・・

あのころから寝起きが悪くて、

祐一に迷惑掛けて、

そういえば、あのころって毎日ケロピーを抱いて寝ていたっけ・・・

しばらくたって、祐一と初めてしたんだっけ・・・

うぅー・・・恥ずかしいよ・・・

そして、お母さんが事故にあって、

部屋から出れなくなって、

悲しみにくれていたとき、

祐一が駅前で待つって言って家を出てって、

でも、私は決心つかなくって・・・

そのときに目覚ましが鳴って・・・

・・・って、何でいまさらこんなこと思い出してるんだよ・・・

祐一・・・寂しいよ・・・・・・

一筋、涙が頬を伝った。






コクピットにつく。

既にあわただしくレイチェルが動いていた。

ヒューイも席に着く。

「レイチェル、こっちは準備いいよ」

「わかったわ」

「よーし、アンテナに着いた。始めるぞ!」

スピーカーからカークの声が響く。

「OK。それじゃまずカトゥー君がパスワードを入れて・・・メンテナンス・モードに切りかえてちょうだい」

「ええっと・・・W A T A N A B・・・あれ?カークさん?」

「・・・・・・い・・・いや、なんでもない」

「大丈夫?」

レイチェルがマイク越しに話しかける。

「心配するな・・・・・・・・・う・・・うう!」

スピーカーからカークのうめき声が聞こえる。

「カ・・・カークさん!」

カトゥーのあわてた声が聞こえる。

「どうしたの!?」

レイチェルが怒鳴る。

「た、大変だ!カークさんの生命維持装置が!すぐもどります!」

名雪が悲鳴にも近い指示を飛ばす。

「医務室の準備を!ヒューイさんはエアロックへむかえに行って!」

二人が呆然と立ち尽くす。

「私が行くわ!」

レイチェルが一足早く復活する。

「エアロックは僕の持ち場だ。カ、カークなら心配ないよ。彼はちょっとやそっとで・・・」

「あなたに何がわかるの!?私は行くわよ!」

レイチェルが駆け出す。

「くそっ!!」

ヒューイも駆け出していった。





すぐさま医務室に駆け込む。

殺菌処理を受け、中に入る。

船長以外みんな揃っていた。

固唾を呑んで見守っていた。

(祐一が事故にあった、って聞いて病院に駆け込んだときを思い出すな・・・)

手術室の前、

あゆと二人で待っていた。

二人で祈りながら。

信じていた。

だって、私の旦那で、あれだけまわりに奇跡を起こした人だもん。

そう簡単に死ぬわけないって・・・

思っていた・・・

お母さんと同じように・・・

絶対、助かるって・・・信じてたのに・・・・・・

『行ってきます、名雪、あゆ』

私が最後に聞いたのは、別れの言葉だった。

そして、待ちくたびれて、眠ったとき、

夢を見た。

『ごめんな・・・名雪・・・・・・』

『まわりに奇跡を起こすことはできたけど・・・』

聞きたくない。

『自分自身に奇跡を起こすことはできなかったみたいだ・・・』

いやだ。

『あの時、駅前でした約束・・・もう、守れない・・・・・・』

『だけどな・・・名雪、お前と過ごして・・・・・・』

『働いて稼いだお金使って家建てて、二人で頑張って、あゆが生まれて・・・』

『週末、三人で出かけて、雪合戦して、タイヤキ食べて、お前が猫で暴走したり・・・』

『・・・俺は、楽しい人生だったぜ?』

『すまないが、あゆを、頼んだぞ・・・』

『・・・名雪、愛しているぞ・・・・・・・』

夢から覚める。

ちょうど、医者が出てきたところだった。

言わなくても分かってしまっていた。

あの夢が、祐一の起こした、最後の奇跡だったから・・・

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・

心電図がむなしく音をあげる。

(また、悲しいことが繰り返されるの・・・・・・?)

名雪の目に、涙があふれていた。

カークが、横たわっていた。

呼吸も心臓も、停止していた。

そばで、レイチェルが泣き続けていた。




リフレッシュルームに全員が集まっている。

「宇宙服の生命維持装置が壊れるとは・・・ずさんな管理もいいとこだな・・・」

「チェックは万全だった。壊れるなんておかしいです・・・」

「怪しいもんだな・・・それとも何か?誰かがわざと・・・」

後ろで伍長とヒューイが話している。

レイチェルは黙ったままでいる。

名雪がヒューイにコーヒーを差し出す。

「あ・・・ありがとう・・・・・・・そうだ、僕がしっかりしなきゃ・・・」

そのとき、画面の電源が入る。

船長の顔が映っている。

「船長!」

「部屋にいたんですか?大変なんです!カークが・・・」

ヒューイがことのあらましを説明する。

「何!それは本当かね!?それは・・・気の毒に・・・」

悲しそうな声を出す船長。

名雪(あれ・・・?この人、表情が一切変わっていない・・・?)

「まずは、この事態を治める事だ。彼をとむらってやろう。準備してくれたまえ。私も今行く」

それだけ言うと通信が切れた。

レイチェルが部屋を出て行く。

「・・・僕はエアロックを準備する・・・・・・」

「じゃあ、僕はカークさんの部屋へ・・・遺体と一緒に入れる物が無いか、見てきます」

「ああ、そうか・・・お願いするよ」

「私もいこう」

カトゥーと伍長が出て行く。

「こんな事になってしまうなんて・・・たしかに僕は、カークを良くは思ってなかった・・・
 でも死んでほしいなんて思った事はなかった・・・!」

ヒューイの悲痛な呟きが名雪の耳に届いた。






祐一がいなくなってから、私はあゆを育てるために必死で働いた。

でも休日には、お母さんとあゆと私の3人で出かけたりもした。

ただ、がむしゃらだった。

忙しければ、祐一のことも少しだけ忘れられたから・・・

でも、その後に来る反動が深かった。

それを忘れるためにまたがむしゃらになる。

繰り返しだった。

そんなときだった。

陸軍の作り上げた技術が世間を騒がせたのは・・・

私は不穏分子の検挙に当たっていた。

斎藤君に、5年ぶりの再会をしたのは。

彼は、『クルセイダーズ』のリーダー。

私は、機動部隊の隊長だった。

二人で飲みあったこともあった。

祐一のことで盛り上がったこともあった。

一進一退の攻防もあった。

そして、あの運命の日・・・

私は、斎藤君と対峙した。

戸惑った。

どう考えても彼の考えが正しい。

人を捨ててまで、一体化したくない。

でも、これは私の仕事。

そう・・・言い聞かせてた。

でも、いざ撃とうしたら・・・

『名雪・・・!』

祐一の顔がよぎる。

撃てるわけ無い。

ここで撃ったら、あの日々をすべて否定することになるから。

私は撃たれた。

「ごめんね・・・祐一・・・あの子をお願いね・・・お母さん・・・・・・」

でも、これでよかったのかもしれない。

私が、最後の最後に、昔の私を取り戻したのだから・・・

そう思ったとたん、涙がこぼれる。誰かが走りよる音が響く。

「わたし・・・あゆのこと守りきれなかった・・・・・・ごめん・・・今から、行くね・・・祐一・・・・・・」

私はそのときになって、本当の私を取り戻したんだ・・・

このことは、紛れもない、事実だから。





昔を思い出しながら足を向けたのは医務室。

なぜか、ここに来ていた。

一度、カークさんの顔を見ておきたいと思ったからなのだろうか?

殺菌を受け、手術台を見る。

そこに、あるはずのカークの遺体がなくなっていた。

すぐさま、カークの部屋に走っていた。
中から声が聞こえる。

「死者を弔う・・・か。そんなことしてやれるだけ幸せってもんだ・・・」

ドアが開く。

カトゥーと伍長が遺品を整理していた。

「大変だよ!医務室から遺体がなくなってるよ!」

カトゥーの顔が驚愕の物となる。

「何だって!」







「・・・カーク・・・フフ・・・よく眠っているわ・・・
 待ってて、私クッキーを焼いてくるから・・・あなた大好きでしょう?フフ・・・」

ドアのたたく音。

直後にドアが開く。

「・・・!」

ヒューイたちがなだれ込む。

「な・・・何してるんだ!レイチェル!」

「・・・この人は・・・だれにもわたさないわ・・・ヒューイ・・・あなたの考えはわかってるのよ。
 カークを殺せば・・・私が、あなたの元に返ると思ったのね・・・!!」

レイチェルの表情はもはや何かに取り憑かれたようだった。

「バ・・・・・・バカ言うな・・・しっかりしろ!レイチェル!」

直後、館内通信装置の機械的な音声が響く。

ソコカラ ニゲロ レイチェル

ヒューイガ オマエヲ ネラッテイル

オレハ イマ エアロックノ マエニ イル

ハヤク カラダヲ トリモドサナクテハ

スグニ キテクレ

レイチェル!!


聞いた途端に、レイチェルが走っていった。

「まさか!エアロック!?」

三人も後を追った。

エアロックに走る途中、

ドオン!ドオン!・・・ドガン!

ドアを叩き破るような音が倉庫から聞こえた。

恐る恐る倉庫に入る。

中に変化はない。

念のためベヒーモスのコンテナを調べる。

中に入り、強化ガラスの向こうを見る。

鮮やかな緑色をした獰猛な怪物・・・の姿はなかった。

「これは・・・とにかくみんなに知らせなきゃ!」

コンテナから出る。

そこには、

鮮やかな、

緑色の、

怪物がいた。

距離にして100m。

ベヒーモスが本気で走ればどうにもならない距離だ。

指輪から多目的ツール『HUMANISM』の一つ、マルチハンドガンを取り出す。

銃口をベヒーモスに向ける。

しかし、引き金を引けない。

引こうとするたびに祐一の顔が横切る。

「・・・私、引けないよ・・・・・・これ以上、何も失いたくないよ!」

即座に逃げ出す。

後ろから歩くように追ってくるベヒーモス。

ドアを閉め、ロックを掛ける。

向こう側からぶつかる音が聞こえる。

急いでエアロックに向かう。







入った瞬間、

「はなして!カークが!!」

「落ち着け!!」

エアロックを開けようとするレイチェルを三人がかりで抑えていた。

「大変だよ!ベヒーモスが逃げ出してる!!」

「何ッ!!」

一瞬の隙ができた。

ピッ!ガゴォン!!

エアロックのドアが開きだす。

空気が一気に吸い出される。

「わわ!!!きゃーーーーーーーーー!!!!」

エアロックから吸い出されそうになる名雪。

「名雪!!」

カトゥーが必死になって腕を掴む。

ヒューイがエアロックを閉じる。

レイチェルはへたり込んでいた。

「いいか・・・?お前が目の前であいつの死を確認しただろう・・・?」

混乱しているレイチェルに言い聞かせる伍長。

レイチェルも落ち着きを取り戻した。

「ありがとう・・・ございます」

「ふん・・・私も宇宙では死にたくないからな・・・」

ヒューイの言葉に伍長が返した。




その後、伍長が安全を確認し、リフレッシュルームに戻っていた。

・・・・・・・・・。

みんな、何もしゃべらなかった。

急に、モニターに船長が映る。

「船長!大変です!!」

事情を説明すると船長は表情を崩さずに、

「何!それは本当かね!?それは・・・気の毒に・・・」

(もしかして・・・いや、もしかしなくても!)

「これは録画映像だよ!船長さん本人じゃない!!」

名雪が声を上げる。

「何だと!」

「船長の音紋がさっきからずっと変化していないよ!」

全員が驚く。

「何!それは本当かね!?それは・・・気の毒に・・・」

スピーカーから狂ったように船長の声が淡々と繰り返されて、消えた。

「・・・ってことは・・・・・・」

騒ぎ自体を蚊帳の外に何かを呟いていたレイチェルが急に立ち上がる。

「これ以上!あの人を傷つけられてたまるもんですか!!」

ドアを開け、飛び出していく。

「まてっ!!」

ヒューイも飛び出す。

「二人とも!」

「いくな!!死にたいのか!!」

その言葉にカトゥーがとまる。

「・・・・・・それでも、あの二人を追いかける!」

飛び出す。

「ちぃ!!」

伍長と名雪も飛び出した。





すぐそこの廊下で、カトゥーは立っていた。

傍らには獰猛な怪物に襲われた傷のヒューイと気絶しているレイチェル。

「・・・うぅ・・・・・・・・・」

ヒューイのうめき声が聞こえる。

「ヒューイさん!!」

「・・・レイチェルは・・・・・・?」

「大丈夫です、気を失っているだけです。無茶ですよ、こんなの!」

「いいんだ・・・今でも・・・・・・僕は・・・・・・・・・レイチェルのことを・・・・・・・・・」

ヒューイの体から力が抜け、目から生気を感じなくなった。

「コールドスリープに寝かせましょう・・・あそこなら・・・・・・」

そして、伍長とカトゥーが二人を担いで先に行った。




船長室の前に来ていた。

二人を運ぶ直前にカトゥーが、

「船長が心配なんだ。危険なのは分かっているが、確認してくれないか?
 大丈夫!きっとうまくいく。そして一緒に地球に戻ろう!」

と、言っていた。

二人を見送った後、端末室へ行きパスを入手する。

その足で船長室へ行き、ドアの前でパスを打ち込む。

「え〜と・・・O・A・K・F・D・E・・・・・・あれ?」

パスエラーが起きてドアが開かない。

しょうがないので端末からコールドスリープルームに回線をつなぐ。

「どうした?名雪?」

「うまくパスを入手できたけど・・・ドアが開かないの・・・・・・」

「分かった。これからジャッキを持ってそっちにいくよ」

それからしばらくしてカトゥーと伍長がきた。

そしてジャッキでドアをこじ開ける。

そこには、完全に死んでいる船長がいた。

「やはりな・・・これで生きてるのは
 私とあんただけってわけだ・・・さっさと吐いちまえよ」

「な・・・なんの事ですか?」

「いつまでトボけてんだ。あんたがみんな殺ったんだろう!?」


「な・・・何いってるんです!なぜ僕が・・・?」

「私はよそ者だ。少なくとも私に動機はない。
 あんたらがどんな理由でいがみあってたのかは知らんがね・・・」

「違う! 僕じゃない!あなたに・・・僕らの何がわかると言うんです!?
確かにみんな仲が良かったわけじゃない・・・僕だって カークさんや
 レイチェルさんのわからない所もあった・・・でも、みんな・・・
 憎しみ合っていたわけじゃないし第一・・・決して人を殺すような悪い人達なんかじゃない!!
 みんな ただ・・・悩みながら・・・考えながらも・・・自分の思ったように
 生きようとして・・・ただ、それだけじゃないか!」

「じゃあ 誰がやったと言うんだ?私か?」

二人を言い争っている二人を尻目に壁に付いていたコンソールを開く。

ロクオン メッセージ リプレイ

スタート

「こちらコギトエルゴスム。
 本船はただいま 順調にコースを進行中。
 予定通りに地球に・・・ん?
 何だ!?うわあ!ゴホゴホッ!
 だ、誰か!!?あ・・・開かない!?」








そして、その直後、

遠くで警報が鳴っていた。

とりあえず、確認しに行くことにした。





続く。







森「どうもです!」

名雪「長かったね」

森「そして初HTML!部下ESさんソフト紹介ありがとー!」

名「無視・・・?」

森「まあ、とてーも大変なさぎょーうでした・・・」

名「メモ帳に書いていたものを総写ししたからね・・・」

森「移転作業大変でした。内蔵電源が活動限界時間超えるかと思いました」

名「何分?」

森「約二週間クラス」

名「十分長いよ」

森「で、どうやらCに突入ですね」

名「書いてみるとわかるけどテキスト多いからね・・・」

森「その上君の過去話まで書かなきゃいけないからつらいつらい」

名「ふぁいと、だよ」

森「死ぬかも・・・」

名「では、Cであいましょう」

森「Dにはならないと思います・・・」