仮面ライダーSAGA

#.19 別離―ワカレノトキ―






















【10/31 17:33 アパート】


その日、梓はいつものように翔矢のアパートまで来ていた。

それは当たり前のように。当然のように鍵を開け、愕然とした。

「何も…ない」

そこにあったはずの、翔矢の生きてきた日々の証。自分と、紗代と積み重ねてきた日々の証すらも、何一つとして残されていなかった。

たった一つ、メモと、アパートの鍵だけが残されていた。

「…何で、皆で勝手に、先に消えちゃうの。いつも、私だけが残されて……紗代もいないのに翔矢までいなくなったら私、どうしたらいいのよ…!」

梓は泣いた。どうしようもないくらい、悔しかった。

翔矢は何も言ってくれなかった。それが悔しかった。本当に大切だった。全部、話してきた。自分の気持ちすら打ち明けていた。

それなのに。

それなのに翔矢は置いていった。

「私…もう、一人はやだよ……」

























【18:43 郊外『学校』】


「キズナ」

翔矢は一人、森の中にいた。

森の中、かつて祐一とあゆが学校と呼んだ場所に。

「決着をつけよう。これで、本当に最後だ」

翔矢は一人ではなかった。彼の傍にキズナが立っていた。

「そうだな。我らの願いの辿りつくところは同じだ。だからこそ、自分自身でことを為したいが故に、譲れない」

「今更過ぎる。俺は、紗代が生きた、梓の生きる世界を守り続けたい」

「俺は、あの方が作るはずだった世界を見続けていたい」

いくらか距離をとり、正面から対峙する。

「「俺達に、立ち止まることなど許されていない!!」」

キズナが右の拳を正面に向かって突き出した。

翔矢は右腕を左上方へと突き上げた。

そして、キズナはその拳を天に掲げた。

翔矢は右腕を右へと移動させ、その後、左頬の横で握り締めた。

「テンペスト…」

「オルガ…」

二人の声が重なる。

「「変身ッ!!」」

声とともに、翔矢は右の拳を振り下ろし、左腕を右上方へと突き上げる。キズナは天に掲げた拳を一気に振り下ろした。

数瞬後には二人の姿は戦うもののそれと、テンペストとオルガへと変わっていた。

駆け出し、互いに蹴りを見舞うがそれを互いの蹴りが相殺してしまう。

「ォオオオッ!!」

が、テンペストがその状態から自身を回転させ、オルガの側頭部に蹴りを叩き込んだ。

「くぉ…」

一瞬、呻き声を漏らし、踏鞴を踏んだオルガだったが、すぐに体勢を立て直した。こうなることをわかっていたのか、テンペストも追撃はしなかった。

今度は、オルガが攻める番だった。

オルガはクロスをも上回るパワーでテンペストに襲い掛かった。

それを受けることは自らの破滅であると理解している以上、テンペストにはそれを受ける義理はない。擦れ違いざまに地面を転がってかわしてみせた。

だが、攻め込まない。そこは踏み込んでいいラインじゃない。それを知っている。

「逃げるばかりが能ではあるまい」

「いいさ。応えてやる」

オルガの問いに対し、テンペストは駆け出した。そのまま一直線に向かうのではなく一番近い木に駆け上がり、枝を折った。そのまま跳躍した。

「変転ッ!フェンサー!!」

空中で姿をフェンサーフォームへと転じさせると、勢いもそのままにオルガに斬りかかった。オルガはそれを受け止めることもせずに甘んじて受けていた。以前の攻撃で一撃の威力が大したものでないことを知っていたからこその行動だった。だが、それが裏目に出る。

「ディバイ…ダッシャーッ!!」

都合により、デフィート相手に使うことになった技だったが、実際は違う。本来、各フォームでの欠点などを補うために作り上げたものなのだ。そして、それはオルガを倒すために用意されたものだ。

空中から剣を振り下ろした勢いのままに回転し、オルガの頭部に踵を落とす。

「ッ…!」

一瞬、視線を下に落とすオルガだったが、すぐに体勢を立て直していた。しかし、その時点でテンペストはオルガの間合いの外に出ていた。

剣を放り捨て、ゲイルフォームに戻すとまた駆け出す。

「受け切ってみせろ。俺は、お前を超えてみせる」

跳躍。オルガの側頭部に左足を叩き込む。体勢の崩れたところにさらに右足を叩き込んだ。

「ふざけるなぁっ!!」

よろめきながらもオルガは咆哮を上げ、自身を立て直した。体勢も、圧倒されつつあった精神も。

「あの方を救うのが役目なのだ。それを誰かに譲る心算もない」

全力でテンペストに殴りかかるオルガ。その一撃をまともに受けたとき、テンペストに耐えられる保証はない。

(マティスやオクスは変換なしで武器を使用していたはずだ。奴らに出来て、このテンペストに)

テンペストは冷静だった。目の前に迫り来る拳に対し、恐怖も何も感じていなかった。

「変転、フィクサー」

弓や銃を持つことなく、その姿をフィクサーフォームへと転じさせ、ハウリングカノンを掴んでいた。

嘗て、オクスが何もない空間から巨砲を取り出していたように。

「吼えろ!!」

叫びとともに圧縮空気の弾丸が地面に向かって発射され、テンペストフィクサーの体が天高く舞った。

「パーフェクトォ…」

天に向かってハウリングカノンを向け、引鉄を引いた。天空に向かって打ち出された圧縮空気の弾丸の反動でテンペストフィクサーの体が急速に落下していく。

「クラッシャーッ!!」

更に連射し、加速しながら両足を地上のオルガに向かって突き出した。落下速とハウリングカノンの反動による加速によって得られたエネルギーが純粋に破壊力となってオルガに襲い掛かる。

「がぁああああああああっ!!?」

叫びを上げながら弾き飛ばされるオルガ。更に、着地していたテンペストフィクサーはオルガに向かってハウリングカノンを向けていた。

「この程度で終わるとも思えんが…追撃ぐらいはさせてもらう!」

その言葉とともに圧縮空気の弾丸がオルガに襲い掛かった。

「ふざけろぉっ!!」

だが、その弾丸はオルガに届くことはなかった。

オルガの裂帛の気合とともに霧散してしまっていた。

「まぁ…予想の範疇ではあるな」

その光景に対し、テンペストフィクサーは半ば呆れに近い想いを抱きながらハウリングカノンを肩で担いだ。

ここからが、勝負だった。まだ、オーディンは使っていない。まだ、出し惜しみしている。

それは、オルガが何かを持っているからだ。その何かを隠したまま、戦っていたからだ。

「ここからは、俺も本気で行かせてもらう」

オルガが虚空に向かって手を伸ばすとその手には巨大な破砕棍が握られていた。

「鬼の金棒…か」

「そう呼ばれたこともある。だが、ただの金棒と思ってもらっては困る」

言いながら、オルガは破砕棍を肩に乗せて構えた。

テンペストフィクサーはハウリングカノンを構えようとしたが、すぐにやめてテンペストフェンサーへと姿を転じさせた。

「砕け散れ」

オルガの言葉とともに金棒から閃光が溢れた。それをテンペストフェンサーは横跳びでかわす。

直後に待っていたのは、先程まで立っていた地面が高熱によりガラス化している光景だった。

(迎撃は不可能。あれを防げるのは、ヘブンストライカーぐらいか)

現状を打破する手段があまり残されていないことを理解すると、テンペストフェンサーは迷わずに実行した。

「ヘブンストライカーッ!!」

虚空に向かって手を伸ばすとその手はヘブンストライカーを握っていた。

「テンペスト、オーディンッ!!」

その高らかな叫びとともにその姿が金色の絶対神の名を関する戦士の姿となる。

「それだ。あの方の破壊の力のみを集約した姿。その剣。かつて、我らを率いたあの方のものそのものだ」

オルガがテンペストオーディンの姿を見て感嘆の声を上げる。だが、すぐに怒りに変わった。

「何故だ。何故貴様はあの方と同じ志を持ち、同じ境地に辿り着きながら我らとともに行くことを拒む?」

「俺は…体は、もうただの化け物だ。だけど…だからこそ!!」

テンペストオーディンは声を荒げると、ヘブンストライカーをオルガの破砕棍に向けて投擲した。

「…それでも心だけは!!人間でいたいんだ!!俺は、人間のままで、愛した女が生きた世界を…愛する女が今も生きてるこの世界を守っていたいんだ!!」

叫びとともに破砕棍で弾かれたヘブンストライカーに向かって駆け出すと、空中でそれを掴んだ。

空中にいることにより、一瞬無防備になるテンペストオーディン。そして、それを見逃すオルガでもない。

「砕け散れ」

破砕棍を肩に構え、閃光を放つ。

「…せぃっ!」

だが、その閃光はヘブンストライカーの一閃で無力化された。オルガは直ぐに破砕棍を構え、至近距離での打ち合いに備える。

テンペストオーディンはオルガの誘いに乗り、ヘブンストライカーで斬りかかる。

互いに大剣と破砕棍という超重量武器を扱い、一撃一撃が必殺の威力を持っている。そんな武器が高速で繰り出されている光景ははっきり言って異常だった。

斬撃、時に突き。打撃、時に打突。互いに一歩も引かない。言葉もない。もう、言葉が何の意味も持たないことを互いに理解していた。故に、ただぶつかり合う。

時には鍔迫り合いの状態から蹴りが見舞われる。そんな泥仕合の様相を呈してきた頃にテンペストオーディンはヘブンストライカーを地面に突き立てた。ヘブンストライカーを盾にするかのようにして立ち、ゆっくりと腰を落とす。

「ヘブンストライカー…」

オルガはこれから何が起こるかを理解した。それを理解したうえで、破砕棍を捨てた。

「グングニルッ!!」

テンペストオーディンが跳躍し、空中で一回転、右足をオルガに向かって突き出す。その全身が金色の光に包まれる。そして、オルガは、無防備に自身の体を晒した。

「っ!?」

一瞬、何が起きたのかを、テンペストオーディンは理解できなかった。

だが、既にどうしようもなく、オルガは金色の光に呑まれた。

























【19:44 郊外『学校』】


オルガが、地面に仰向けに倒れていた。

「何故、最後に防御しなかった」

既に変身を解いていた翔矢が問いかける。

「輝石が…貴様を選んでいるからだ」

「……キズナ。お前も、“試練”だったのか?」

「気付いて、いたのか?」

翔矢は小さく頷いた。

それを見て、オルガは溜息を吐いた。

「それなら話も早いだろう。貴様には、試練を乗り越えた者として、責任がある。同じく試練を乗り越えたものを打ち倒し、赤をその手に収める必要がある」

オルガの言葉は、暗に祐一を倒せと言っている。

そして、翔矢は素直に頷いていた。

「俺には、意志がある。だから、後戻りなどしない。だが…」

「だが、何だ?」

言葉を切った翔矢を不審に思ったのか、オルガが言葉をかけた。

「お前との戦いに、本質的な意味で決着がつかないのは、少し惜しい」

「同感だ」

互いに笑っていた。

その時だった。

「ッ!!」

2人の足元に魔法陣が出現した。翔矢はそれを飛び退くことでかわしてみせるが、戦いに傷付き、倒れたオルガには出来なかった。

「キズナッ!!」

「く…ただで死なせてはもらえないらしい」

叫ぶ翔矢だったが、対するオルガは平静だった。

「次は、確実に、殺せ」

魔法陣に呑まれ、消えていくオルガが言葉を残した。自身を殺せという言葉を。

「そう、させてもらう」

もう、声は届かない。だが、翔矢の決意を孕んだその言葉は確かにそこにあった。

























【19:57 静原家前】


梓の姿がそこにあった。翔矢の行方を捜してここまで来たのだが、それを言ってこの家に入れてもらえるわけもなかった。

途方に暮れていたところに、聞き覚えのあるエンジン音が聞こえてきた。何度となく、後ろに乗せてもらった。

それは、紗代だけの特権ではなかった。遅刻しそうなときなど、色々なときに助けてもらった。そう、間違えるわけがない。たとえ、どれだけ変わってしまっていても。

「梓…」

「やっぱり、来た」

確かに、翔矢は一つのけじめとしてここに着ただろう。それを正確に予測できるのは間違いなく、梓だけだった。

「私を、置いていくの?」

「あぁ」

梓の言葉に、翔矢は感情を押し殺して頷いた。

本当はどこまでも連れて行きたかった。無限に与えられた時間すら、共に歩みたかった。

「俺は、もう梓と一緒にはいられないんだ。もう、人間として生きていくことも出来ないし、そこに、梓を連れて行って、危険に晒すことも耐えられない」

「……また、戦うの?」

その問いに対して、翔矢は無言で返した。

きっと、『また』では済まないだろう。『また』ではなく、『ずっと』になる。それを翔矢は知っていた。知っていたが故に、梓を連れて行くことは出来なかった。無限の時を孤独に生きるよりも、限りある生を共に生きていたい。

しかし、翔矢は戦うことを選んだ。他の誰でもない、自分自身の意志で。

「私…待つよ」

「待たなくていい」

梓の言葉を即座に否定する翔矢だったが、それに対して梓は首を横に振った。

「私、待つ。待たなきゃ…待ってなきゃ、いつか、翔矢が帰ってきてくれたときに誰も待ってないのは寂しすぎるから」

「待たなくてもいいんだ。俺は、もう人間として生きて、死ぬことが出来ないんだ。テンペストとして、いや…また別の存在としてしか生きていくことが出来ないんだ。だから…」

「関係、ない」

梓は泣き出しそうな自分を奮い立たせた。そうでもしなければ、自分は伝えたいことを伝えられない。

「私…最後には多分、翔矢を置いていくことになると思う。でも…それ以上の想い出をあげたい。紗代とのことだけじゃなくて、私もいたんだよって、きちんと教えてあげたいの。

 戦うのに私が邪魔なら置いていって。でも、約束して」

「約束?」

「うん。絶対、負けないで。ただの一度も負けたりしたら…もう、待っててあげない」

一瞬、翔矢は呆気に取られたが、すぐに笑みを浮かべた。

「そうだな。俺は、絶対負けない。それで、梓を迎えに来る」

「うん!」

互いに頷くと、翔矢はヘイムダルに跨った。

「じゃあ、手始めに相沢に勝つところからだな」

「戦うの?」

「あぁ…俺が、この先……この世界を守っていくために、どうしても必要になるものを相沢が持ってる。でも、相沢もそれをただでは譲ってくれないから。だから、俺はあいつに勝たなきゃいけないんだ」

「そっか…後悔、しないように頑張って」

「当たり前だ」

最後にもう一度、笑みを浮かべて翔矢はその場を後にした。

残されたのは梓と、エンジン音に気付き外に出てきた紗代の両親だった。

「梓ちゃん、今、ここにあの人殺しがいなかったか?」

「いないよ。初めから…人殺しなんて私達の傍にはいなかったよ」

それだけ言い残して、梓は踵を返した。

(ごめん、紗代。私、多分もうここには来ないよ)

























【20:37 ものみの丘】


丘の野道を翔矢はヘイムダルを走らせた。

ものみの丘は『物見の丘』。物の怪を監視するための場所。封印の地。それは、門を塞いでいる場所だった。

開けた場所に出た。

すでに、リオは倒れ、祐一が立っていた。決着はついていた。

「天原…」

祐一はこれがどういう状況か呑込めていないようだった。

「相沢」

対する翔矢は祐一をまっすぐ見抜いていた。

「…テンペストよ。私は私の役目を守り抜いたぞ。同胞達が自我を失い、目的を忘れ、子らを殺して回り、貴様らの邪魔もした。

 だが、私は最初から最後まで貴様達の試練として生きた。その為に子らを殺してしまったが、そうして憎まれることが私の役割だった。そこに後悔は無い。

 さぁ、テンペスト。貴様も貴様の役割を果たすがいい」

リオが言葉を紡いだ。それは、試練ではなく、剣となることを宿命とされたテンペストへ向けられた最初で最後の『仲間』に向けられた言葉だった。

「そうさせてもらう」

その意図を汲み、翔矢は祐一を正面に見据え、構えた。

「テンペスト…」

思えば、戦いを始めなければ祐一と親しくなることも、肩を並べることもなかった。

友と、呼びたいと思うこともなかった。

だが、すでに止まれない。止まることは許されない。

それは、翔矢が真実に辿り着いたときから。テンペストとの同化を望んだときから。

「変身」

最初で最後の、友との殺し合いが、幕を開けた。

























次回予告

わけもわからないままにテンペストとぶつかり合うクロス。

クロスはテンペストに求められるままにクロス∞の姿になる。

「お前…!何で何だよ!!俺達は仲間じゃなかったのかっ!?」

「仲間さ…だから俺はこうして、正面からぶつかることしか出来ないっ…!」

叫びが、鼓動が、全てがぶつかり合う。

そして、決着がついたとき……

次回、仮面ライダーSAGA

#.20 旅立ち

戦士達はそれぞれに新たな道を探し始める…
























後書き

セナ「はい、次で最終話となります」

梓 「私、頑張れたよね?」

セナ「うん。よく泣かずに頑張った。正直、最後まで本気で泣かせるかも迷ったし、紗代との決別もさせるか迷ってた」

梓 「ていうか、何で紗代と決別することになったの?」

セナ「え、冷静に考えてみなよ。あの静原家で翔矢のことを話せるわけがないでしょ?だから、正確には紗代との決別というよりも静原家との決別だろうね」

梓 「それならそうと…」

セナ「まぁ、いいじゃない」

梓 「うん…」

セナ「じゃ、次回…の前に、ちょっとばかり続編の予告を」

梓 「え、あるの?」

セナ「うん。じゃ、どうぞ」





















「このっ…人殺しがぁあああああああああああああっ!!!」

大河のトレイターが翔矢を襲う。

「俺は、どんな状況、どんな相手にも負けることは許されない。だから、いくぞ…テンペスト、変身!」

変身、テンペストとなった翔矢は造作もなくトレイターの一撃をかわして見せた。

その姿に、その場にいた者たちの態度が一変する。

「全身に装着する召還器!?」

「そんなものが…あるでござるか?」

こうして、翔矢は新たなる世界で、新たなる戦いを始めていく。










「戦う力?」

「あぁ。どうしても必要なんだ」

祐一は浩平の元を尋ねていた。そこで、新たな力としてEマターに目をつけたのだ。

「あるにはあるんだけどな。これ、俺達みたいなEマターを持ってる奴にしか効果がないんだよ」

「そうか…」

「まぁ、こっちでも少し何とかしてみるから、何かわかったら連絡する」

「すまん」

そうして、祐一は浩平の元を後にした。








世界を越えた者と、残された者。

それぞれの新たなる戦いが始まる。

DUEL RIDER

近日公開




「祐一…最後の戦いで、俺と肩を並べるのは、お前だ」

「そうか……じゃ、翔矢の期待に添えるようにしなきゃな」



次元を越えた、友情…