守りたい人がいる。

人物設定





因幡 白兎    (イメージCV.緑川 光)

他人との関わりを拒絶した少年。

ある事件をきっかけに、自分から全てを奪った『会津 礼』に対し復讐を誓い、『近江 涼夜』を巻き込んでいく。

実は、小学校の頃からずっと一緒だった涼夜のことが好きで、彼女に風紀委員に推薦されたとき、内心ではとても喜んでいたがそれを表に出す事はなかった。

一応主人公だが、物語は基本的にはもう一人の主人公、涼夜の視点で語られていく。



「今さら……こんなことになってから言うのも卑怯だと思うけど…」
T:178  W:69  F:28

会話時の一人称:俺

本来の一人称:僕




近江 涼夜   (イメージCV.平井 理子)

人一倍、誰よりも真面目な少女。

白兎を風紀委員に引き込んだ事で礼に目をつけられ、ある日男たちに襲われてしまう。

前々から白兎に好意(興味)を抱いており、それが理由で風紀委員に引き込んだ。

実際、主人公は彼女だと宣言してもいい。



「こんなこと……しなくても、別に私は…」
T:142 W:38 F:22 B:69 W:51 H:71






会津 礼   (イメージCV.伊藤 静)

国会議員の祖父を持つ。

望むものは全て手に入ると思い込み、白兎すらもてに入れようとしてきた。

結果、白兎に近づく涼夜を始末しようと男たちをけしかけた。



「いいのよ。だけど、どうなるかを考えて御覧なさい」
T:167 W:55 F:25 B:87 W:57 H85






長門 香奈美  (イメージCV.倉田 雅世)

涼夜の親友。

日に日に、白兎の復讐に付き合わされて疲弊していく涼夜に気付き、白兎の周囲を調べ始める。

白兎のことを、『何を考えているかわからない危険なやつ』と思っている。

涼夜にとって、彼女の存在は日常の清涼剤となっていく。


「涼夜を返せ!!あの頃の涼夜を返してよ!!」
T:158 W:49 F:24 B:85 W:55 H:87




















失われた未来…


与えられた絶望…


迷走する決意…







その先に待つのは



光ではない

たった一つ、たった一つだけ、願いを叶えることが出来るなら。

俺は、人を愛してみたい…

たとえ、その方法が間違っていても。


















セナ「何故かこんなの書いてます」

涼夜「どうしてですか?」

セナ「いや…まぁ、影響を受けたというか、何というか……」

涼夜「何にですか?」

セナ「それは……」

涼夜「それは?」

セナ「言えるかぁ!!」

涼夜「取り敢えず、コンセプトというか、趣旨でも何でもいいので語ってください」

セナ「わかりました」






趣旨(抱負かもしれない)

決して報われる事のない想い、みたいな物語を書いてみたかったというのが理由ですね。

涼夜のモチーフはWindの彩ですし、もろにその印象があるキャラをベースにしています。

逆に、白兎は何でも出来るようで、実は何も出来ない少年というコンセプトで作ってみました。

で、ハッピーエンドにはしたいのですが、ちょっと微妙になると思うので(少なくともバッドエンドではない)、ハッピーエンド愛好家の方は本編を読むことをあまりお勧めしません。

相思相愛のくせに、報われないような恋愛劇。

そんな無茶苦茶な話ですが、お読みいただけると幸いです。

ちなみに、これは僕にとっての新境地ではなく、桜こんぺのときのSSの元になった未公開作品のベースになった作品と同系等のものなので新境地ではなく、少し前を振り返るといっても過言ではありません。

それと、イメージCVをつけた理由は、雰囲気の問題です。

僕の場合、涼夜の台詞を考えると、どうしても彩が喋ってるように感じられてしまって…

ま、それが理由でつけただけです。

では、次は本編で。





若干の修正有   8/13