クラスのお嬢様たちはえっちなオモチャに興味津々です 秋月月日(富士見ファンタジア文庫)
陰キャVSお嬢様たちが繰り広げる、ラッキースケベ満載な学園ラブコメディストーリー。
物語の舞台となる場所は外部からはうかがい知れぬ閉鎖的な超お嬢様学校。お約束臭全開な環境ですが
凄いのは「世界の歴史の分岐点をちょっとえっちなことで丸く収めてきたお嬢様たちを育成する」という
良い意味でご都合主義かつ頭の悪すぎるトンデモ設定が付与されていること。
この学校に通う生徒達は全員魅了体質持ちで、男性を誘惑するえっちな授業を受けているわけです。
当然お色気イベントはこれでもかと用意されており、それを一身に受ける主人公が羨ましすぎである。
ラブコメ面は今のところメインヒロインの神楽坂流南が告白済み(主人公は未返事)。
主人公は全男子憧れの、右も左も美少女だらけな名門お嬢様学校・私立散花学園に
男性教材(=オモチャ)としてに編入する事になった、魅了無効化体質を持つ高校生の少年。
どんなことよりも本能を優先。己のエロ心にしたがって即行動。余計なことを考えるよりもまずはエロに従う。
相手が可愛い女の子なら尚の事。というのが行動理念。ある意味大物だが、客観的にはただのバカ。
常にポジティブでハイテンション、喜怒哀楽が激しく、懲りるという言葉を知らないが、根は善人。
大小関係なく、おっぱいが大好き。好みは包容力のある巨乳先輩キャラ。
というか、エロにおいては超雑食なのでロリでもショタでも人妻でも熟女でもそれがエロければ問題ない。
編入するまでは男子校に通っていたため、リアルの女性と接した経験はあまりなかったりする。
ヒロインは無表情な理事長の娘、高飛車お嬢様、フランクなお嬢様。
一番のお気に入りは学園きっての落ちこぼれと言われている散花学園理事長の娘、神楽坂流南。
座額は優秀ながらエロの実技が大の苦手なため、主人公にエロ育成をしてもらうことに。
全ての感情が取り除かれたかのように静かで淡白な瞳、やや青みがかったショートボブ。肉付き抜群な肢体。
そして、右目が隠れるほどに長い前髪が特徴的な、目隠れ巨乳美少女。
頑張り屋かつ純粋無垢な性格で、いつも内心が中々顔に出ない無表情だが、感情も羞恥心もシッカリ持っており
また、言葉足らずなところはあるものの、気遣いはきちんとできるタイプでもある。
現時点(一巻)においての評価はC。
ここまでエロ目的に特化した設定の学園ラブコメは見たことがないと断言しても過言ではないでしょう。
興奮したら電撃制裁というギャグっぽい枷があるのも古き良きエロコメと言った風情があってグッド。
主人公にしても、電撃程度でへこたれるかとばかりに堂々と己の心のままにエロいことを求め続けるという
気持ちの良いバカっぷりを見せてくれますしね。この手の話の主人公は初心なことが多いので新鮮さもありますし。
その一方で、ヒロイン側は初心な反応を見せてくれることが多いというのも素晴らしい。実によくわかっている。
本筋はヒロインたちにエロ育成を施す主人公、という実にアホらしい構成で進んでいく模様。
とはいえ、そればかりではエロがエスカレートするだけでしょうし、やはり各ヒロインを掘り下げていく方向性?