恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を練成してみたら、
オレが下僕になっていました 月見草平(一迅社文庫)
タイトルで大体内容が推測できると思います。というかそのまんま。
舞台は女性だけがなれる巫女錬金術師を養成する学院で、主人公は唯一の男として通っています。
この辺はよくある設定ですね。錬金術については鋼の錬金術師を読めばいいと思うよ!
ファンタジー学園モノとしてドタバタラブコメをやるのかなと思いきや、バトル要素も普通にあったり。
キナ臭い裏の世界も存在するようで、一筋縄ではいかない世界観のようです。
主人公は唯一の男として学院に所属している巫女錬金術師志望の少年。
母親が天才であったため、息子である彼の才能に期待がかけられ、特例として学院に通っている。
が、本人はどこ吹く風とばかりに、女の園で肩身の狭い思いをしながらもマイペースな毎日。
巫女は穢れがあってはならないというお達しにもめげず、女の子をナンパすることに余念がない。
それで周囲から白い眼で見られようともくじけないあたり、結構大物といえる。
楽観的で、後先を考えない性格であり、自分の欲望に素直で自意識過剰気味。
その性質の最たるは、理想の彼女欲しさに禁忌である人体練成に手を出すほど。
ただ、異性に対する情熱は本物で、身を投げ出したり気を使ったりという行為をごく自然に行ったりも。
錬金術に関しては、成績こそ良くないものの、そこは主人公らしく特異な才能がある模様。
ヒロインは反抗的なホムンクルス、クールな生徒会長、癒し系な同級生、巨乳お嬢様。
一番のお気に入りは癒し系担当、エマ。
フワフワの髪と眼鏡がチャームポイントの、主人公のクラスメイト。
実家が塩問屋で、学院の中では少数派の非巫女錬金術師志望。
温厚な性格であり、周囲から敬遠されている主人公に話しかける数少ない人物の一人。
そのため、主人公からは天使認定されており、ナンパの対象になっていない。
やや根暗というかネガティブ気味なところがあり、すぐに落ち込んだり悩んだりする。
見た目や性格に似合わず、食べ物では肉を好み、特にソーセージが大好物。
現時点(二巻)においての評価はD。
ラブコメパートや話のテンポは文句なしに良いと思います。
ただ、主人公とメインヒロインのキャラ設定が少し引っかかるかな?
主人公は少々頭が軽すぎてウザイ部分が多いですし…
メインヒロインのアメリアは事情的にある程度は仕方ないとしても、結局は理不尽&暴力型ツンデレだし。
サブのヒロインたちは良い感じですが、メインを張る二人がこれじゃあなぁ…
決めるべきところで決める、ではなく決めるべきところでしか主人公&ヒロインやってない感のほうが強い印象。
つーかタイトル長いよ!