チューするだけの簡単なお仕事です【支配者】 新木伸(一迅社文庫)
偉大な支配者にして異能の王の生まれ変わりである主人公が
僕であるヒロインたちに振り回される、チューしまくりドタバタストーリー。
もうタイトル通りチューしまくりです。キスではなくチューなのが拘りの模様。
というか、チューどころか更に先に行きそうな場面もチラホラで、かなりギリギリ。
否、もう色々アウト臭い描写もあったりします。これ一般枠で出していいのかw
主人公は古代の王の生まれ変わりな少年。
前世である王は、異能を駆使し、できないことなど何もなかったほどの存在であり
当然主人公にもその力は受け継がれている。
しかし現時点ではただの一般人でしかない彼が覚醒するためには力をチャージする必要があり
そのためには、僕と身体接触しなければならない。実にエロゲ的設定である。
覚醒状態になると、王様系肉食男子に変貌するが、普段は真反対。
すなわち、光合成男子と自他共に認めるほどの欲の薄さとヘタレさだったりする。
ヒロインは毒舌クールな僕一号、能天気鳥頭な僕二号、残念高飛車系な僕三号。
あと、健気な幼なじみや天才小学生な妹、美人総理大臣など。
一番のお気に入りは天才少女な小学六年生の実妹、五領亜紀。
引きこもりで不登校児なのだが、対人関係に難があるのではなく、単純に学ぶことがないからタイプ。
なので基本的には日がな一日証明問題に取り組んでいたりと、典型的な変わり者の天才。
口調も子供らしくない尊大かつ端的な物言いであり、常に冷静な態度を崩さない。
しかし実の兄である主人公のことは慕っているらしく、彼が絡むことに関しては感情を動かすことも。
現時点(二巻)においての評価はC。
小学六年生の実妹相手にガチで子作りを考える主人公(支配者モード)には驚きました。
遺伝問題や法律問題も、言及した上で何とかするから問題ないとか言い切ってるし。
今時ここまで攻め込むラノベは珍しいなw