純情ギャルはカノジョじゃないのに 水卜みう(角川スニーカー文庫)
フツメン男子とこじらせ女子たちが織りなす、だいぶえっちなハートフルラブコメストーリー。
大枠としては異世界転移(というか、突然世界の常識が一部だけ変化しただけ)ものですね。
他の常識やルールはそのままに貞操観念だけが男女逆転した、いわゆる貞操逆転世界が舞台となっています。
メインヒロインにしてタイトルの「純情ギャル」に該当する外ヶ浜凛々亜の「純情」が拗れまくっていて
これを純情とは言ってはいけないだろと突っ込みたくなるのを代表例に、女側が大分煩悩強めであるため
エロ展開が多く、しかも方向性としてはバカエロ気味なのが愉快でサクサク読み進められるかと。
ラブコメ面はメインヒロインの外ヶ浜凛々亜と肉体関係こそあるも、今のところ進展なし。
主人公は風邪で学校を休み、昼過ぎに目覚めると世界の貞操観念が逆転していた高校生の少年。
マイペースで楽観的な性格をしており、貞操逆転世界にも割とあっさり順応した。
また、包容力があるというか、懐が広いところがあり、性欲旺盛な女性に対しても鷹揚。
その一方で、年頃の男子高校生らしくエロいことには興味津々で、美少女に誘惑されれば拒絶しない。
高校では帰宅部だが、中学の頃は卓球部に所属していた(結構強い)。
ヒロインは人懐っこいギャル、消極的な級友。
一番のお気に入りは主人公と外ヶ浜凛々亜の情事を目撃したことを切欠に関わりができた級友、西目屋雛世。
長い髪と、滅茶苦茶長い前髪が特徴的な暗い雰囲気を纏っている美少女。
何に対しても自信が持てないがゆえに消極的な性格で、常に何か怯えているような態度&喋り方も辿々しいと
典型的な陰キャ。隣の席の主人公からしても存在感がないと思われていたほど。
その一方で、褒められ慣れていないため、優しい言葉をかけられるとすぐに心が動いてしまう。
現時点(一巻)においての評価はC。
主人公が貞操逆転世界であることを気が付く切欠は作品ごとにまちまちですが
本作の「偶々つけたテレビに胸を丸出しにした温泉リポーターの女性が映っていたから」はわかりやすすぎるw
まあ、この時点で読者視点だと作風が大体把握できますし、掴みという意味では申し分ないのでしょうが。
また、本作は上記の通り煩悩強めなヒロインが登場するわけですが、相対する主人公も割とノリノリなのが面白い。
この手の作品の主人公はやたらと鈍感であったり奥手であったりと異性にがっつかないキャラが多いので
世界が変わったことをこれ幸いとばかりに謳歌する姿は中々に新鮮ですね。
本筋は純情ギャルとセフレになった主人公ですが、さて。