女の子が武器に変化する異世界で、最強の魔剣に好かれてしまいました
雨悟凛(ブレイブ文庫)
人外の女の子たちと最強パーティを築く一人の少年の物語。
大枠としてはクラス単位での異世界召喚ものですね。本作最大の特徴にして物語の核となる設定である
「女性が武器へと変化し、契約した男性がそれを手にして戦う」が面白く、興味深いです。
成程この設定なら戦えない女子でも戦場に連れ出すことができるし、常に一緒にいる理由付けになる。
何せ離れた状態だとお互い実質的に無力になってしまうわけですしね。
一対一の専属という縛りもないので複数の女の子を仲間にするハーレム路線も難しくないですし。
お互いの好意が高いほど、より強大な力を引き出すことができるというのもラブコメ的にグッド。
ラブコメ面は今のところ進展なし。ヒロインたちからは好かれているようですが…
主人公はある日突然、クラスメイトとともに異世界へ召喚された高校二年生の少年。
元の世界では一人でいるのが気楽で好きだから、という理由でクラスではぼっち状態だった。
他者の悲しみに共感し、苦しんでいる人に手を差し伸べることができる優しさの持ち主。
元の世界では恋人はおろか好きな人もいなかった。
ヒロインは尊大な竜、気さくな妖狐、クール&マイペースな双子姉妹。
一巻の時点では特に際立ってお気に入りのヒロインはなし。
現時点(一巻)においての評価はC。
召喚されたクラスの内訳は男子十六人、女子十五人。男女ペアを作らないといけないという都合上
当然一人ハブられることになるわけですが、その立場になるのは勿論主人公。
こうなってくると冷遇&追放がお約束ですが、クラスメイトたちはぼっちの彼を嘲笑するくらいですし
本作ではそもそも異世界側がまともでパートナーもすぐに現地人から選出されるので特にヘイトは溜まりません。
まあ、そのパートナーが敵側のスパイであり、彼女によって主人公は刺されて重傷を負い、崖から落とされ
その後メインヒロインと出会って力を手に入れる、と結果として追放もののような展開になってしまうのですが。
忌み嫌われる暴食竜を相棒としたがゆえに多くを敵に回し、それでも一歩も引かない彼の姿を刮目すべし。
本筋はクラスメイトたちを蘇らせるために魔王討伐を目指す主人公ですが、敵となる魔王軍だけでなく
国軍や復讐に燃える商人からも命を狙われるという前途多難な状況に。