王国を裏から支配する悪役貴族の末っ子に転生しました ラチム(GA文庫)
悪役貴族が自由奔放に世界を攻略する圧倒的無双ファンタジーストーリー。
大枠としては異世界(ゲーム世界)転生ものですね。転生先はタイトル通り悪役貴族の末っ子。
主人公は原作知識持ちですが、死亡フラグの回避や原作ヒロインたちとの恋愛といったことは一切考えず
最強になるというただ一点に拘り、あらゆるものを利用して己を鍛え、最強へと駆け上がっていく様が実に爽快。
まあ、結果として意図せずヒロインたちの好感度を稼いでしまったりもしますが、そこはご愛嬌。
ラブコメ面は色恋に興味なしな主人公ではあるものの、ファンクラブができるほどの人気はあるようで…
主人公はアクションRPG「プリンセスソード」にて王国の裏の支配者として君臨するバルフォント家。
そのなかで「あいつは兄弟の中で最弱」と言われる中ボス、アルフィスに転生してしまった少年。
転生前は「プリンセスソード」を縛りプレイをするほどにやり込み、攻略ウィキの大半を作り上げていた。
言動は尊大で、相手がだれでであっても媚びず、敵に容赦はなく、人を殺すことを何とも思っていないが
無駄な殺しはしないし、強くなると見込んだ人間に対しては面倒見がよい。
ストイックな性格で、強くなることと世界を攻略すること以外には色恋を含めてほとんど興味がない。
何らかのRPGで特定条件下で最凶のラスボスになる奴がいるとしたら、あえて強くするタイプ。
ヒロインは天使族の従者、ゲーム主人公な王女、ツンデレ令嬢、ブラコンな実姉、傾国の魔神。
一番のお気に入りはバルフォント家と双璧をなす二大貴族パーシファム家の令嬢、リリーシャ。
紅の髪が特徴的な美少女で、自信家でプライドが高く、自他に厳しく負けず嫌いな性格。
幼い頃から洗脳じみた厳しい教育を受け続けてきたがゆえに、跡取りのとしての使命感に囚われている。
主人公に二度敗れ、諭されて彼に好意を抱くが、その態度は完全にツンデレ。
幼少期に暗い地下に閉じ込められたことがトラウマとなっており、暗い場所が凄く苦手。
現時点(一巻)においての評価はC。
序盤でいきなり裏ボスを助けて従者にしたりと原作ブレイク一直線な主人公ですが
世界最強を目指すという目的意識は欠片もブレないので、安心して見ていられるのがいいですね。
自分のことだけ考えているようで、見込みのある人間には目をかけたりする面倒見の良い一面もありますし
そりゃ見る目のある娘なら彼に惹かれても仕方ない、と納得できる魅力があります。
その結果として周囲に集まるのが裏ボスや王女、大貴族令嬢だからこの時点である意味既に最強な気もw
本筋は入学した学園で頭角を現していく主人公。次は護衛選抜試験で学園の頂点へ。